また明日。《3》

♯131 ページ31

壱馬「もうこれでアイツがまだ執拗くして来ても、相手せんでええやん。もう、完全に切れるな」


A「それは…はい、そうですね」


壱馬「Aが罪悪感感じるんは、ちゃうからな？」


A「………はい(笑)」


壱馬さんはこう言ってくれるけど、そんなにすぐに割り切れない

奥さんに謝りたい気持ちはあるけど、そんな簡単な事じゃないと思うし、してしまった事は無かった事には出来ない

すごく、後味の悪い恋愛になってしまった


陸「もう泣かないで〜笑って？(汗)」


まだ泣いてる祭さんを慰めてる


A「………優しいなぁ…陸くん」


壱馬「ああいう距離感が勘違いさせんねん」


樹「まぁ、いつもの陸さんですね(笑)」


A「勘違いしてしまいますよね…こんなにも自分の事心配してくれてるって思ったら」


壱馬「好きになる？」


A「……弱ってたら…なっちゃうかも(笑)」


普通に祭さんは、陸くんのこと本当はずっと好きなんじゃないかな…って根拠もなく思う

友達期間が長すぎて、今更好きって言えなくて…みたいな

陸くんの代わりに尊人さんや他の人で埋めてるのかな……

多分、陸くんも……そうなのかなって
二人を見てて、そんな風に思った


壱馬「二人の世界入り込んでるし、俺らは帰ろか」


樹「Aちゃん、ちょっと2人で話さない？」


A「え？」


樹「俺、Aちゃんに会いに来たんだし、もうちょっと話したい」


A「全然話せなかったもんね(笑)」


壱馬「俺って…邪魔者？(笑)しゃーないから帰るわ！A、一人で帰れる？」


樹「俺が送るんで、大丈夫です」


壱馬「……じゃあ、頼むな樹」

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