また明日。《3》

♯116 ページ16

A「……何ですか……もう話す事なんて何も無いんですけど」


尊人「ごめんっ！！！俺、あの時親父の事が心配で変な行動取ってしまって。後で思い返したら本当に最低な事言ったなって反省した。本当にごめん！！」


そう言って土下座した


A「やめて貰えますか？土下座されても……土下座って別に反省してるとは思えないんですよね。ただのパフォーマンスでしょ？」


尊人「違う！本当に反省してる！」


A「……お父さん、ピンピンしてるんじゃなかったっけ？それなのに何を心配するの？」


尊人「そーーーだけど……やっぱ心配じゃん？」


A「……それ、本当？まぁもういいけど」


尊人「どうしたの？今まで俺の言うことなら何でも聞いてくれてたのに。順従さが全然ないじゃん……」


A「好きだったから」


尊人「だった……今は？」


A「好きじゃないです。もう会いたくないし、関わりたくもない」


尊人「待って(汗)理由は？俺何かした？」


この人、自分がした事分かってない
普段からあんな態度を取る人だから自覚が無いんだろうね


尊人「男出来た？」


A「出来てない！尊人さんこそ…他にも付き合ってる人いるでしょ…」


尊人「いないよ(笑)」


張り付いた様な笑顔が怖くて気持ち悪い


A「別にもうどうでもいいです。彼女がいても何でも。もう今日で最後にしてください。今まで貰った物お返しした方がいいですか？」


尊人「いや、返さなくていいから」


A「じゃ、こちらでどうにかします。尊人さん、今までありがとうございました」


そう言って背中を向けると、尊人さんに呼び止められた


尊人「A！！！！」

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