【夏油傑】初めまして、結婚して欲しい

40 hearts ページ40

このページで完結出来るか深刻に不安になってきた一橋氏。
.


口を離すとき彼はぺろりと唇を
舐めていった。



「ごちそうさま」



傑は意地悪そうに笑っている。
私は口を噤んで、真っ赤な顔を逸らした。
いつか慣れる日が来るのだろうか。
…多分来ない。

傑は御機嫌よく、鏡の前でネクタイを
結び直している。
そしたら、傑は独り言だけど、と言った。




「君は子どもだからって諦めてる、
そんな気がするんだけど。

私はAのこと女性として見てるから。
諦めないで欲しい、というか

待ってて欲しい」

「え…？」




思わず、耳を疑った。
傑からはいつも欲しい言葉をくれる。
確かにもう諦めてたけど、

私が勝手に解釈したのは
傑のことを好きでいてもいい、てこと
なんじゃないかと思った。

それって、

傑がいつか私に好きだって
愛してるって言ってくれるてこと？
言えるまで待ってて欲しい、てこと？



曖昧な言葉だったけど
嬉しい他なかった。




「 私も独り言言わせてもらうけど。

待ってるね、 」




傑は私の言葉を聞いて、眉を下げて笑った。
ちょっとだけ、傑の顔が赤くて

とても愛らしく思えた。




.作者
卍解ッッッッッ！！！！！！！((((
え、出来た……のか？
残り10話がタイムリミットです、傑さん。
いいですか？残り10話です。(急かすな)

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