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23 hearts ページ23

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「この公園でいいわよね、少し空いてるし」

「ありがと、野薔薇」

「いいわよ、
私ちょっ飲み物買ってくるわ
何かいる?」

「ううん、大丈夫」




そ、じゃあ行ってくるわ、
さらっと手を振って野薔薇は
人混みの中に消えていった。


私はすとん、とベンチに座った。
スマホをまた見て、
傑のさっきのメッセージを
見つめて口元が緩んでしまって。

自分でも気持ち悪いな、て思って
口元を隠す。


すると、すぽっとメッセージが更新されて



『何処にいる?』



と傑から連絡きたから
立ち上がって、
すぐに返事をした。



『XXX公園ぬいる』



焦ってしまったから、
誤字をしたまま送ってしまった。

ああ、恥ずかしいな。
待ってるのが筒抜けだな。

既読はすぐ着いて、返事は来なかった。



野薔薇も傑もまだ来る気配はない。
建物に邪魔されながら、
1人で少し花火を見た。




しばらく、待って
まだかな、て
そわそわしていると、
肩をグッと掴まれた後ろを向かされた。

初めに匂ったのは強いアルコールの匂い。



「お姉さーん、一緒にお祭り遊ばない?」



私ってつくづく不運なんだな。て思った。
私を囲んだのは
男子大学生ぐらいの3人組。




「ごめんなさい、…待ってる人がいるので」

「ええ?もう花火終わんじゃん。

大丈夫だって、ほら行こ」



ぐっ、と腕掴まれて、
途端に身体が強ばる。
腕から逃げようと抵抗して、
その時、指輪が外れた。




「あっ、」




すぐに、暗い足元を探して
指輪を見つけて手を伸ばした。
そうしたら、
その前に指輪の上に手を置かれて、
私の手は止まった。




「ざんねーん」



にたにたと笑いながら、
その男達は嘲笑った。
絶望した。

怖くて、怖くて仕方なくて
震えることしか出来なくて、

早く来てよ。と

霞む視界で願った。




.作者
ホスト街の客引きっていうんですか?
あれ結構たまに着いてくるの怖いよねって話((それが仕事

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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑
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りな(プロフ) - 傑作品助かります…😭✨ (2022年1月19日 0時) (レス) @page50 id: eb1e650017 (このIDを非表示/違反報告)
歯磨き子 - キュンキュンしすぎて・・・ありがとうございます。想像したら興奮しすぎて鼻血出そう・・夏油傑様と結婚できる世界・・・・どこ・・・ (2021年3月31日 11時) (レス) id: 0d41b786f3 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - 壬生桜さん» 最高ありがとうございます〜!!やっぱり夏油傑はいいですよね……幸せになられて良かったです笑 新婚生活ですか…!考えておきますね。 最後まで読んで下さりありがとうございました!!! (2021年3月2日 8時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
壬生桜(プロフ) - うぅぅ(T-T)最高でした。私も傑くんが最推しなので幸せ以外のなにものでもなかったです!もうめちゃくちゃ感動しました!新婚生活編期待しています!! (2021年3月1日 22時) (レス) id: fa982b1939 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - いのさん» 泣き!!!???はい……!もちろんこれからも夏油傑作品を出していきます!愛していきます! 嬉しいです……最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!!! (2021年3月1日 21時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一橋(愛之助) x他1人 | 作成日時:2021年2月1日 8時

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