124話 康二 ページ28
康二side
橙「やからさ!」
黒「?」
橙「大丈夫やで!」
確かに、他の人に隠すのは辛いけど
俺は舘様や翔太先輩、ラウールそして蓮に話したら少しは楽になったから
橙「俺には隠す必要はないねん!」
黒「!」
「まじ…?」
橙「おん!」
黒「……俺さ、無性愛かもって思った時に親友に相談したんだよ」
橙「そうなんや」
黒「そんときに、親友に言われた」
「気持ち悪い」
「って言葉が忘れられなくて…」
「ずっと、トラウマだった」
トラウマはすぐに直るもんや無いからな…
自信がなくなって当たり前かもしれん
黒「でも、ありがとう」
橙「…え?」
黒「康二が居てくれて良かったよ」
「多分、ほとんどの人が無性愛とか友達に言われたら言葉に出さずとも気持ち悪いって思うんだよ」
それは
分からんやろ…
黒「でも、やっぱりそれも全員じゃなくて俺の思い込みで」
「少なからず康二みたいに否定しない人はいるってことを忘れてた」
…!
黒「俺は相手に自分と線をひかれてるって思ってたけど」
「それが怖くて相手と線を引いてたのは俺の方かもしれない」
橙「そうかもな笑」
黒「今はまだ、これをクラスの皆に言おうとは思えないけど、」
橙「それはしなくてもええよ笑」
黒「ッ!…」
「もう少し気楽に居てもいいのかな…?泣」
橙「ええよ」
「それがええ!」
みんなと少し違うだけの人が
ずっと気を張って生きなあかんのは
おかしいからな!
577人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
西に雪が降った(プロフ) - 雨さん» すみません!完全に情報不足でした…わざわざ教えて頂きありがとうございましたm(_ _)m (2020年10月31日 23時) (レス) id: 1204552a00 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 無性愛は性別じゃなくて性的指向です (2020年10月31日 18時) (レス) id: 40dd0f080c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:西に雪が降った | 作成日時:2020年3月15日 21時