123話 目黒 ページ27
目黒side
橙「あんな、蓮」
黒「?」
橙「俺は、蓮が話してくれない限り」
「蓮が過去に何を言われたのかも」
「どんな酷いことをされたのかも知らん」
だから、俺に過去を話せと…?
言うわけないじゃん
橙「だけど!これだけは言えるで」
黒「え?」
橙「無性愛は別に悪いことやないねんで」
…!
橙「この国はそこら辺の理解が遅れとる国やねん」
「他の国では結構有り得ることやねんで?」
「まあ、それでも少し理解は足りないところもあるんやけど…」
そうなんだ…
ッ!
黒「でもっ!それでもっ!」
「俺は少数派の人間でしょ?」
「気持ち悪がられることは多くて当たり前だよ…」
「やっぱり、こんな風になった俺が悪いんだよ…」
橙「うーん…」
「たしかに、無性愛者は少数派や」
ほら…ね…
橙「やけどな」
黒「え?」
橙「無性愛者とかは入れないで同性愛者だけでも、世界各国に1%から10%くらいおんねん」
それがどうしたのさ…
橙「これはな」
「AB型の割合と同じくらいやねん」
黒「…え?」
橙「そう考えると結構普通に感じるやん?」
「同性愛者だけでもそんだけおるんや」
まじか…
AB型と一緒…
黒「ッ!なのに、なんで俺はこんなに生き辛いのさ…泣」
橙「それは、人間が勝手に決めたからや」
黒「え?泣」
橙「人間が男は女を女は男を好きになるって決めたんや」
「俺やって」
「人間が勝手に能力は9つしかないと決めたからこんなに生きづらくなっとんねん」
あ…
橙「俺の予想やけどな!!!」
「能力も性的指向も」
「色々な種類があるって決まっとったら」
「ここまで生きづらく無かったんやないかな」
康二も俺と同じか…
577人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
西に雪が降った(プロフ) - 雨さん» すみません!完全に情報不足でした…わざわざ教えて頂きありがとうございましたm(_ _)m (2020年10月31日 23時) (レス) id: 1204552a00 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 無性愛は性別じゃなくて性的指向です (2020年10月31日 18時) (レス) id: 40dd0f080c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:西に雪が降った | 作成日時:2020年3月15日 21時