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Yugo
夜が深くなっても眠っては起きの繰り返しで頭が痛くなったから、諦めてベッドの上でスマホをいじっていた。
控えめに扉が開かれたと思うと大我が入ってきた。
ベッドに寄りかかっていた俺の上に跨るようにして大我が座った。
大我が俺の手からスマホを取り、その手を自分の首に持っていく。
首に絡められた手に大我の手が重なり、力が込められる。
まるで、"殺してくれ"とでも言うかのように。
［こーち おねがい］
目に涙をいっぱいに溜めて、それでも流さないように唇をぎゅっと噛んで。
「お前のこと殺して、俺も一緒に死ぬよ」
大我は首を横に振った。
「それはずりーよ。俺だけ残されんの嫌だよ。大我が死んだら、俺どうやって生きんの」
力を入れすぎて血が滲み始めた唇の間に指を差し込んで隙間を作る。大我の瞳が揺れている。
「死んで、ほんとに楽になるの？」
［でも、もうむり］
「そうだよな、無理だよな。俺、待ってたんだよ。大我がそうやって言い出してくれるの。」
俺は精一杯微笑んで、大我を見据える。
「生きて、苦しんで、苦しんで苦しんで、限界になったら俺が支えてやる。他のやつだっている。……溜めすぎなんだよ、お前は。」
涙の膜が破れて、ボロボロと泣き始めた大我。
「なんだよ、泣けんじゃん。」
子供のように、肩を震わせて俺に抱き締められたまま泣く大我。
俺の服が涙でぐちょぐちょになってしまった頃、大我が部屋を出ようとするからその手を掴んだ。
「ほら、一緒に寝るだろ」
［ばーか］
前はほら、汲み取ってやれなかったけど、今回は合ってるよね。
なんだかんだ、口悪坊っちゃんは布団に潜り込んできた。
それともう一つ。
「もう抱え込まなていいから、やめろよ、それ。」
咄嗟に隠す腕の傷。
もう、バレてんだわ。
［ごめん］
「分かったらよろしい、ほら寝るぞ」
寝息が聞こえてきて、さっきまで眠れなかったのが嘘みたいに俺も安心して眠りについた。
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璃斗(プロフ) - 美桜さん» マイボードにてお返事しましたので拝見いただけると幸いです！！ (2021年1月19日 21時) (
レス) id: 18e89df471 (このIDを非表示/違反報告)
璃斗(プロフ) - 美桜さん» ご報告ありがとうございます。私自身インスタグラムの方では活動しておりません.......自分の目で確認したいのでもしよろしければマイボード(私のプロフから飛べるはずです…！)の方でアカウント等を教えていただくことは可能でしょうか？ (2021年1月18日 10時) (レス) id: 18e89df471 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 所々変えてありますがほとんど同じ内容の作品を見かけたのでもし盗作だったらと報告させて頂きました。作者さんご本人がアップされている作品でしたら申し訳ありません。 (2021年1月17日 14時) (レス) id: d7589ab1a0 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - お久しぶりです。作品終了からしばらく経ってしまった後で申し訳ないのですがInstagramの方でもこちらな作品を投稿なさっているのでしょうか？？ (2021年1月17日 14時) (レス) id: d7589ab1a0 (このIDを非表示/違反報告)
璃斗(プロフ) - 美華さん» ありがとうございます…！そう言っていただけて嬉しいです…！！今後とも、よろしくお願いします(^-^) (2020年5月4日 22時) (レス) id: 18e89df471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃斗
| 作成日時：2019年10月13日 12時
