35話 リボン! ページ36
安形先輩のところへ行き、
配布されたリボンをつけようとする。
あ「安形会長、リボンどちらにつけますか?」
安形「ん、なら俺の右足と
可憐の左足を結んでくれ」
あ「はーい」
よいしょっと先輩の左に座り込み
リボンをつける
あ「…あれ、んー…」
間違って固結びをしてしまった…
とれないっ…(´`;)
安形「あのー、可憐さん?
結び方きつくないっすか?笑
血、止まりそうなんだけど。」
あ「あ、あの、
ちょ、ちょっと待ってください!
すぐに結び直しますから!」
あれ…?とれないよー…(T^T)
えーなんでこんなに固いのー?
…私が結んだんだけどさ…
うー…会長待ってんのに…
ほどけてよー…
安形「かっかっかっ笑
ったく、お前は笑
なにしてんだよ、貸してみろ」
私の失態に気付き、安形先輩が
リボンに手を伸ばす。
あ「…すみません」
安形「おしっ…と。」
安形会長は、私のせいで絡まったリボンを
いとも簡単にほどき、結び直したのだった。
その時、一瞬だけど、
安形会長の手が私の足に触れた。
あ「ぁ…//」
安形「ん?あ、きついか?」
あ「い、いえ!大丈夫、です!
ありがとうございます!」
なんで、かな…
ちょっとドキッとしちゃった…
いつもと距離が近いからかな?
…距離?
(///‐///)
顔が熱くなってしまうのを感じる。
ダメダメダメ、意識したらだめだ可憐!
今は、二人三脚だから、足に集中しないと!
安形会長に迷惑はかけられないし!
そう思い、マネキンと走るんだと
自分に暗示をかけようと
一生懸命想像するのだった。
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時