☆SKET DANCE☆ (ページ2)

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１話海外からの転校生！ページ2

「やぁ、おはよう。待っていたよ。
君が可憐さんだね。」

あ「はい」

ここが、新しい学校か…

私は今年の冬、とある事情により
海外から日本に帰国した。

「ここが、今日から君が通う
私立開盟学園高等学校だよ。
私はここの校長じゃ。歓迎するよ。」

あ「ありがとうございます。
よろしくお願いします。」

―――in 校長室―――

校長「…というわけで、
我が校の規則は以上だよ。分からないことがあったら、いろんな人に聞きなさい。
あとは、自由に高校生活を楽しんどくれ。」

あ「はい、ありがとうございます。」

この高校の規則は一言でまとめるなら、自由。
とにかく自由で、楽しそうだ。

コンコン…

「失礼します。」

校長「おぉ。彼かな。どうぞ。」

ガラガラ…

「失礼します。校長先生、迎えに来ました。
…その子ですね？」

やる気の無さそうな人が、どうやら、
私を迎えに来たみたい…

校長「やぁ、丁度、
説明を終えたところですよ。
可憐さんのこと、任せますぞ。」

中馬「あぁ…はい…。じゃあ、
連れていきますね。おい、着いてこい。」

…まるで、めんどくせぇ
とでも言いたげな顔だな…

あ「…はい。失礼しました。」

中馬「失礼します」

ガラガラ…

スタスタスタ…

…さっきから、無言だ…
普通、緊張ほぐすために
話しかけてくれるんじゃないのかな…

中馬「…ぁー、なんだ、ま、緊張すんな。
俺は、お前のクラスの担任、中馬鉄治。
ここには少しずつ慣れていけばいい。ま、
第一印象で今後のお前の人生が決まるがな。」

…ぇ………？
ぇ？

話しかけてくれたと思ったら、さらっと、
プレッシャー与えてくれちゃったよ。

あ「…先生？
今の一言、スッゴいプレッシャー
でしかないんですけど。」

中馬「ま、頑張れよ。
俺はなんもしないからな？」

ぇ、なにその無責任な発言。
担任？この人、私の担任？
もう、ダメだ、私の人生終わったわ。

中馬「…んじゃ、入るぞ。」

ガラガラ…

よし、深呼吸。

あ「すぅ…ふぅ…。………よし！」

心を落ち着かせ、教室に足を踏み出した。

みんな見てるし、
ヒソヒソと話し声も聞こえる…緊張するな…

中馬「んじゃ、軽く自己紹介しろ。」

あ「はい。フェアリーハイスクールから
編入してきました。可憐です。
よろしくお願いします。」

パチパチパチ…ザワザワ…

中馬「んじゃ、
あの空いてる席に座ってくれ。」

みんなの視線を感じながらも席に着き、
とりあえず、授業を受けることにした。