死んだかと思ったら転生して赤井秀一にガン見されてます…

12話 ページ13

私｢ダイイングメッセージに犯人の名前が書いてあります。｣

赤(ホー。そこまで分かっていたのか。ますますこの女の素性がわからなくなった。)

啓｢『1+11=』、これの何処が名前なんですか?どう見ても数式じゃ…｣
私｢そこですよ。このダイイングメッセージは数式として見てはいけません。見方を変えるべきです。｣

赤｢『1+』が｢け｣、『11』が｢い｣、『=』が｢こ｣だな?｣

私｢そうです。啓子さん、貴女、旦那さんが美里さんと浮気しているのを知っていたのでは無いですか？｣

啓｢ッ!!

も…ちろん、し知っていたわ。でも博明さんを殺すつもりはなかったわ｣

美｢じ、じゃあ、貴女は私を…?｣

啓｢そうよ?だって悔しいじゃない。私は博明さんが初めて貴女と出会ってから変わったのが、すごく嫌だった。博明さんが私を捨てると思ったから。今日だって二人で会って何か話してたじゃない!!｣

美｢あれは!!先生が『この関係は、もうおしまいにしよう。私は妻に謝る。』っていう話をしていたんです!!あの話が終わったあと『すぐに帰りなさい』そう言われたから、急いで帰ろうとしたんです。でも、先生が亡くなったと連絡を受けて、戻らざるを得なかったんです…｣

私｢なるほど。それで美里さんはあの時急いでいたんですね。｣

啓｢じゃあ、私はｯ…勘違いしてあの人を刺してしまったの…?あぁ、そんな嘘でしょ…｣
啓子さんは膝から崩れて、泣いた。

赤｢凶器は何処にある。｣

啓｢私のカバンの中に新聞紙をくるんで入れました…。

赤井さんの携帯が鳴った。
赤｢はい。そうですか。わかりました。｣

赤｢どうやら、警察はあと５分でつくようだ。｣

赤井さんの言ったとおり、５分後、目暮警部たちが来た。状況は赤井さんが説明している。

目｢すぐに来れず、申し訳無い。君、私達が来るまでの間に事件を解決したそうじゃないか。お名前、伺っても良いですかな?｣

私｢え、 蘇我Aですが…?｣
私は赤井さんを横目でチラリと見た。目が合う。(めっちゃ見てるよ!?赤井さんナニ!?怖いよ?怖いってば)

目｢蘇我Aさんですね。ご協力ありがとう。今日はもう帰っても良いですよ。｣
(うｫｫｵシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!解放されたｧｧｧｧｧ!!いっそいで本買って、食べ物買って、かーえーろー)
さっきから赤井さんがコッチ見てるけど、無視。無視無視。どさくさ紛れて消えまーす♪

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