死んだかと思ったら転生して赤井秀一にガン見されてます…

11話 ページ12

私｢あｧ、それから私からもひとつ。
犯人はこの中にいます。｣

赤井＆美里＆啓子｢!!!!!!!!｣

赤｢お前…何者だ…?｣

私｢あおい書店の客ですが?｣

赤(それは解っている…)

啓｢誰なのよ…!!｣

私｢実は、さっき博明さんの手帳を見たら、興味深い物を見つけたんです。これです。(手帳から栞を取り出す)美里さん、浮気相手は貴女ですか？この栞に描かれている絵と似た物を私、さっき見ました。｣

その栞にはかわいいフクロウの絵が描いてあった。私がさっきぶつかったときに拾ったフクロウのキーホルダーとそっくりだった。

私｢美里さん、さっきのキーホルダー、出してください。｣

美｢…ッ!!｣

啓｢美里ちゃん、嘘よね!?貴女がこんなことするわけ無いよね!?｣

美｢ｯ…啓子さん、申し訳ございません…｣

啓｢あぁ、嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ!!貴女が殺したの？｣

私｢いえ、それはあり得ません。美里さんにはアリバイがあります。博明さんの死亡推定時間は丁度今から30分前です。その時、私と美里さんは肩がぶつかったんです。だから、美里さんが博明さんを殺すには少し不可能かと。｣

啓｢じ、じゃあ誰なのよそもそもあ貴女がやってない証拠はあるの？｣

私｢ええ。もちろん。それは美里にぶつかったときにお互いの姿を確認しているのもありますが、それよりも私は、迷子になっていたんです。美里さんに、ここの本屋は何処にあるかと聞いているくらいですから。

美｢はい。確かに私は、本屋の場所を教えました。なので、この人は嘘をついてないです。｣

啓｢ッ!!じゃあこの男は、どう…｣

赤｢確かに俺にはアリバイは無い。｣

啓｢そ、そうよ!!｣

私｢ねェ、啓子さん。もう解ってるんじゃ無いですか？｣

啓｢はｧ!?｣

私｢さっきから、何をそんなに慌てているんですか。｣

啓｢…｣

私｢まｧ、もう良いでしょう。種明かしします。｣

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