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初めて見たライブは圧巻するものだった。ライトに照らされて多くのファンに囲まれて踊るみんなの姿はとてもカッコよくて。テレビで見るよりもよかった
もちろんオッパがいちばん輝いてたし誰よりも目を引いた。ステージに立つオッパは私が知らない姿でたまにすごく寂しい気持ちになるのはなんでだろうか
それは、ライブが終わる頃には全て答えを出すことが出来た
サンヨン「今日は来てくださってありがとうございました。」
ライブ後、関係者がゾロゾロと賑わう中でサンヨンさんの挨拶により帰っていく人達。私もオッパに挨拶して帰ろう、とするとその張本人に呼び止められた
チャンミン「A待って。」
「どうしたの?」
チャンミン「これ。オッパからAに」
「……手紙、?こんなの書いたことないのに、なんで急に?」
チャンミン「ちゃんと話す時間も無かったから手紙に書いたんだよ。Aも相談したいこと沢山あったんじゃない?ごめんね話聞いてあげられなくて」
「…ううん、そんなこと、」
チャンミン「Aはオッパにとって特別で大切な存在だよ。今までも、これからも」
なんてわたしの大好きな笑顔を見せて言われて、私の気持ちまで言葉に溢れそうになった。
ねえオッパ、私ずっと自分の気持ちに気付かないふりをしてたんだと思う。気付いたらもう戻れないだろうから、でもそんな嬉しいことを言われて期待しない方がおかしいよ
でも、オッパの優しさこそが
チャンミン「Aは大切な妹だから。」
たまに私を傷付ける。
私が初めてオッパと家族になったことを後悔した日だった。
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作者名:paru. x他1人 | 作成日時:2022年10月24日 22時