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「え、?」
チャンミン「Aが僕を避けてる原因は僕にあると思うんだ。そうでしょ?自分では思いつかないけど、もし僕が原因でAを苦しめてるなら謝るよ。ごめん」
「…違う、私はオッパに謝って欲しいんじゃない、」
「オッパ、わたし寂しかったんだ。」
「寂しかったの、ずっと。会いたい時に会えなくて、話したい時に話せなくて。当たり前が当たり前じゃなくなった事が、辛かったよ」
日本でもテレビで見る機会が増えたり、ファンが増えて私の周りでもオッパ達の名前が知れ渡って行くたびにどんどん遠い存在になった気がしていた。
「私の唯一のオッパなのに、、オッパがすごく遠い、っ」
チャンミン「…A」
チャンミン「やっぱりそっちに行っていい?」
「…」
チャンミン「今ものすごくAを抱きしめてあげたい。」
「…っ、だめ、」
チャンミン「行くね」
「だめ、っ!」
オッパは私が止める声も聞かずにこっちに来ようとしていた。私は咄嗟に走って会わないように逃げた
男の人の足の速さに叶うわけがなく、すぐに掴まれたけど
私はすぐ人目のつかない柱の影にオッパを連れていった。
「ダメじゃん!何考えてるの?!オッパはアイドルなんだよ?!」
チャンミン「…」
「もっと変装しなきゃ、っ?!?!」
言いかけたその時、オッパに物凄い勢いで抱きしめられて何が何だか分からなくなった私は抱きしめられるがままだった。
チャンミナオッパが頭を撫でてくれることはあっても抱きしめてくれることなんて出会ってから一度もない
……なにこれ。夢かな?また都合のいい夢見てるのかな
「オッパ、そろそろわたし行かなきゃ、、」
チャンミン「…ダメ」
「でも、飛行機の時間が、」
チャンミン「今離したら……ダメだと思う」
なんて肩に顔を埋めていうチャンミナオッパに胸がギュッと苦しくなって背中に腕を回す。
私たちが離れた頃には搭乗口は閉まっていた
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作者名:paru. x他1人 | 作成日時:2022年10月24日 22時