【ヒプマイ】銃兎の妹の私が左馬刻さんを落とすことを宣言します2【碧棺左馬刻】

51話 ページ1

「あ、見て」

「あの子じゃない？」

「飴村乱数の？」

「そうそう！」

「わー！確かに美人！」

「同い年とは思えないねー」

「ねー」

杏「おっはよ〜」

杏が後ろから抱き着く

その拍子にはるねはよろめく

杏「はるね？」

はるね「ごめん杏。私今日やばい日だわ」

杏「え、体調？学校来て大丈夫なの？」

はるね「ほんとはこれ絶対安静レベルだけど、今日英語だし」

杏「でも、」

はるね「うん。言いたいことは分かる。だから、今日色々迷惑かけるかもごめん」

杏「それはいいけど、、、」

2人は教室に向かう

ガラッ

「あ！はるねちゃん！杏ちゃん！」

「雑誌みたよ！」

「みんなめっちゃ可愛かった〜」

「スタイルよすぎ！」

「飴村乱数の服着れるとか羨ましい〜」

杏「あはは！ありがと〜みんな見てくれたんだ〜」

「そりゃね〜」

杏は適当に返事をしながらはるねの席への道を開けるように進む

杏とはるねははるねの席に向かう

はるねは席に座り次第机に伏せる

杏(息苦しそう。本当に大丈夫なの？)

まい「おはよ」

沙和「おはよ〜」

杏「あ、2人とも」

まい「いや〜注目されてんね」

沙和「ね〜」

まい「、、、はるね？」

沙和「はるね？？？」

杏「体調悪いって、、、歩くのもフラフラで、苦しそうで」

沙和「そっか。今日英語だから来なきゃダメだったのか」

二郎「はるね。大丈夫か？」

まい「あ、山田」

はるね「大丈夫、、、ちょっと寝る」

ささやくようにはるねは言う

汗をかくような季節ではないのにはるねの首筋には汗が浮かんでいた

沙和「苦しそう」

異常な気配を直ちに理解し、顔を歪める沙和とまい。

まい「、、、」

杏「どうしよう、、、はるねっ」

まい「昨日、、、無理してたのかな」

はるね「違う。いつも突然なの。ほんとに昨日までは元気だった」

またか細い声で言う

二郎「もういいから。寝とけって」

はるね「ん、、、」

杏「、、、こんな苦しそうなの初めて見た」

沙和「大事になったら、、、どうしよう」

まい「っ！」

二郎「今いちばん不安なのははるねだろ。お前らも心配だろうけど、支えてあげられんのは友達じゃね？」

杏「たしかに」

まい「そだね」

沙和「うんうん。私たちは元気でいよう」

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