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翌日、疑われた殺せんせーは拗ねていたが、イトナのことを気にし、心配していた。誰も見つけられなかった、闇夜に紛れたイトナ。
律の画面に映し出されたニュースにはイトナの仕業としか見えない破壊されたケータイショップが映し出されていた。
イトナ…
「担任として、責任を持って彼を止めます。彼を探して保護しなければ」
殺せんせーの言葉に皆は口々に疑問を投げかける。
「助ける義理はあるのか」と。そりゃ、そう思うよね。担任といえど、ほとんど教えたことの無い生徒。前世でもここまでお人好しな先生、いなかったよ。
(…ほっといた方が賢明だと思うけどね。シロの性格は大体わかった。あいつにとって他人全てが「当たればラッキー」の使い捨ての駒。そういう奴は何してくるのか戦術が読めない。それよりも気になるのは___)
ふと視線を感じ、そちらに目を向ける。
すると、カルマ君と目が合った。
首を傾げると、彼はふい、とそっぽを向いてしまった。くそ〜振られたなぁ〜。
「…それでも担任です。"どんな時でも自分の生徒から
殺せんせーは自分の決意を皆に示した。
*****
その日の夜、E組全員がイトナを探して街に出た。
凄まじい破壊音の方へ向かうと、粉々の携帯ショップと共にイトナが苦し混じりに立っていた。
「勝てる強さが欲しい」
そう呟いた彼に、殺せんせーが語りかける。
「やっと、人間らしい顔が見れましたよ。イトナ君」
「…兄さん」
「殺せんせー、と呼んでください。私は君の担任ですから」
殺せんせーに続き、寺坂がついてこいと命ずる。
が、イトナは勝負だと言って話を聞く耳を持たなかった。殺せんせーは勝負を引き受け、そして終わったらバーベキューでもしようと言う。負ける気はない、絶対に負けない。そんな自信があるからこその言葉だった。
「そのタコしつこいよ〜。ひとたび担任になったら地獄の果てまで教えに来るから」
「当然ですよ。目の前に生徒がいるのだから…教えたくなるのが先生の本能です」
少し暖かな空気が流れ、イトナが言葉にぼぅっとしていると、白い煙が当たりを包んだ。
「ゲホッ な、何…!?」
「うぅっ!?」
真っ白で何も見えない中、声だけは聞こえる。
私の耳の中に、また嫌な音が入ってきた。
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クラスペディア(プロフ) - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月30日 12時) (
レス) id: 62ecb839ba (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコマメ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！！頑張ってください！！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: e0e3b2ec8d (このIDを非表示/違反報告)
Liar.@旧雪の飴 - めちゃんこ好きです！！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 1ec8cf476f (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - こんなに素晴らしい作品を……ありがとうございます……！次に更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年7月1日 18時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - すごく面白くて好きです！更新されるのを毎日楽しみに待っています！ (2019年7月1日 17時) (レス) id: 14b092647b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年6月10日 21時
