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「…ｯはぁ…」
結論から言うと、無事だった。ただ、無事ではない身体を引きずって歩くには最早体力が残っていなかった。
数十分前、私は爆発をもろに受け、扉を突破した。
衣類は裂け、破れた。むき出しの四肢は傷だらけだった。それでも、皆の元へ行こうと階段を降り進め、見慣れた道まで辿り着いた。
ﾄﾞｻｯ
足に力が入らず、倒れてしまった。起き上がる気力も、ない。遠くで声がする。皆だ。死神は倒したのだろうか。誰も、欠けてないだろうか。
私がいないことに…気づいてくれてる…かな
*****
「___ｯ!!_______Aｯ!!」
誰かに呼ばれて、目を開けた。
そこには潤んだビッチ先生、そして心配そうにこちらを見る皆がいた。
「バカ…ｯ なんでこんなボロボロなのよ…」
「一か八かで抜け出したらこうなった」
「アンタは本当に…」
心配、かけてごめんね。
心配してくれてありがとう。
彼女に微笑むと、あるものが目に付いた。
隣に置かれた一輪の薔薇…烏間先生からのだ。
「ビッチ先生…それ…」
「あぁ、カラスマがくれたのよ。誕生日プレゼントですって」
「よかったね」
「…えぇ」
誕生日以降、ずっと嘆いてたもんな。どうして烏間先生はビッチ先生にオちないのかって。悩みどころが本当にビッチ先生してる。
「立てる？」
介助をしてもらいながら、立ち上がる。
まだ力が戻ってなかった。フラフラとある人のもとへ行った。
「あ？」
「寺坂おぶって」
「なんで俺なんだよ」
その広い胸に頭を押し付けてぐりぐりする。
お前1番ガタイいいじゃん。安定してそうだもん
それにですね？
「カルマ君におぶってもらえたら幸せすぎて死ぬけどこんなボロボロな身体で失礼すぎるでしょ。汚れたらどうするの??責任取って結婚する??てかそもそも好きでもないやつからあるようでないような胸押し付けられて迷惑でしょうが…ｯ!!」
「永遠のゼロよりマシだろ」
「はいセクハラ。カエデに謝れー。」
「Aちゃんも死にたい？」
「えっちょっ…ゴメンナサイって！！まじ！目がマジですよカエデさん？！」
咄嗟に寺坂の背後に回り盾にして何とか殺されずに済んだ。カエデにお胸の話をするのはやめようね。殺されるよ。
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クラスペディア(プロフ) - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月30日 12時) (
レス) id: 62ecb839ba (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコマメ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！！頑張ってください！！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: e0e3b2ec8d (このIDを非表示/違反報告)
Liar.@旧雪の飴 - めちゃんこ好きです！！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 1ec8cf476f (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - こんなに素晴らしい作品を……ありがとうございます……！次に更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年7月1日 18時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - すごく面白くて好きです！更新されるのを毎日楽しみに待っています！ (2019年7月1日 17時) (レス) id: 14b092647b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年6月10日 21時
