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走った。ただ走って探した。見慣れた赤髪を。
こういう時の女の勘は鋭いようで、山をおりて少しした死角になるような路地でカルマ君を見つけた。それと数名のヤンキーも。
「お取り込み中すみません！」
「は？」
私は失礼ながらにもその対峙の中に乱入した。
「そこの赤髪の彼に用があってきました。すぐ済みますのでお譲り願えますか」
「は？」
ヤンキーの反応はひとつしかなった。もっとレパートリーはないのか。面白くないな、と思いつつ もう一度大声で要件を言った
「うるせぇよ！！聞こえてんだよ！！」
今度は怒られた。全くもって解せぬ。強めに頼み、用が終わったら彼を煮るなり焼くなり好きにしていいという条件で少しの時間を貰った。
「…で？女王様が乱入してまで何の用？」
私と話す時のカルマくんはとてつもなく不機嫌である。それこそ殺せんせーに出会った当初の数々の失敗の時以上だ。嫌われ用が余計丸出しで泣きそうになる。しかし自ら用があると言っといて黙り込む訳にもいかない。私は意を決して口を開いた。
「ごめんなさい！！！！」
「は、はぁ！？」
「謝っても許されないことをしました。浅野君の不調があったからこそなれた1位という地位で調子に乗り、挙句ご友人の存在を馬鹿にする発言をしてしまいました。本当にすみませんでした！」
「分かったから土下座をやめろって！！」
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正義の味方になりたかった男(プロフ) - 大好き、愛してる (2020年2月21日 10時) (
レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
莉亜 - 面白いです！すっっっごい好きです！この作品！更新頑張ってください！（＊^o^＊） (2019年1月26日 22時) (レス) id: 0b051a452c (このIDを非表示/違反報告)
しゃろん(プロフ) - 控えめに言って、めちゃくちゃ好きですこの夢主！！、！！！！ (2019年1月19日 16時) (レス) id: c5bdc26a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年1月3日 15時
