目が覚めたらそこは「暗殺教室」でした。【暗殺教室】 (ページ17)

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D組教師、大野先生からの妨害を受けつつ、私達は中間テストに挑んだ。原作通り、途中から身に覚えのない問題というモンスターが出現した。

テスト返却後、E組にはそれは暗い空気が漂っていた。じ、と私も自分の答案を見つめる。

国語98点、数学85点、英語97点、理科93点、社会99点の合計472点で7位だった。前世の高校での知識もあるおかげでなんとか踏ん張れたが、数学は完全に自信がなかった。

「…先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです。…君達に顔向けできません」

落ち込む殺せんせーを励ますかのようにナイフが飛ばされた。

「いいのー？顔向けできなかったら俺が殺しに来んのも見えないよ」

ナイフを飛ばした正体は、カルマ君だ。
問題が変わっても関係ないというカルマ君の答案は98から100の数字しかなかった。

「俺の成績に合わせてさ、あんたが余計な範囲まで教えたからだよ。それに、孤高の女王様も上位10位には入ってるみたいだし」

カルマ君の言葉に皆が振り向く。孤高の女王様って私か!! あだ名はともかく、カルマ君が私を話題に出してくれるとは…死んでもいいわ。

「…で、そっちはどーすんの？全員50位に入んなかったって言い訳つけて、ここから尻尾巻いて逃げちゃうの？」

更にカルマ君は殺せんせーに挑発をかける。

「それって結局さぁ…殺されんのが怖いだけなんじゃないの？」

カルマ君の言葉を引き金に、わぁと先生への挑発が盛り上がった。

「にゅやーｯ!!逃げるわけありません!!期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!」

その言葉にE組は笑いの渦に呑まれる。
私の表情からも、笑みが零れていた。

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