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Aside
今日こそは！と何度も意気込んできた
そしてやっと
1週間くらい通い続けてやっと、
彼に会えた
『すいません、あの…』
「あっ」
いつもは困った顔をして首を振るマスターが今日は笑ってこっちにきた
「Aさん、やったね」
マスターに視線の先を見ると
頬杖をつきながら窓の外を眺める、あの人がいた
『やった…！』
「どうする？席近いとこがいいよね
あ、江見さんもAさんに会いたがってたし一緒の席でもいいんやない？」
『い、いっしょ！？』
「声かけてみたらええよ
多分というか絶対いいよって言うから」
『ハードル高すぎや、うちには無理…』
「会いたがってたでしょう
好きなら頑張らんと」
『頑張る…』
確かに
待っているだけではダメだ
好きなんやもん
一目惚れしてしまうくらいに惹かれているんだ
『、、、行ってきます…！』
「おん、いってらっしゃい」
勇気を出して声をかけた
一緒の席にしたいと行っても引かないですんなり了承してくれた
お礼のお礼と言ってココアとタルトも頼んでおいてくれた
私がどれだけテンパって変なこと言っても引いたりしないで、むしろ落ち着かせるように優しく声をかけてくれた
『(優しい…好き…)』
話せば話すほど彼の良さを知る
一緒にいればいるほど好きになっていってしまう
彼にも好きになってもらえたら
どれだけ幸せだろう
『(がんばれ、私)』
しかし
自分では結構積極的に言ってるつもりなのにエミさんには伝わらないのか
脈があるのか分からない返答ばかり
会いたかったとか嬉しいことを言ってくれているけど、エミさんには特別な感情はないように思えてしまう
もしかして彼女がいるのだろうか
「Aさん、そろそろ時間大丈夫ですか？」
『えっ、あっ、、もう…』
1時間の休憩が終わってしまう
ここで別れたらまた偶然会える時を待つしかなくなってしまう
それは、、嫌だ
『え、えみさん、、あの、もし良かったら
連絡先とか、知りたいです』
「私ですか？ええですよ」
聞けばすんなりと教えてくれて
私のlineの友達欄に“江見 智”の文字が増えた
こっそりとお気に入り登録、そして名前もエミさんに変えた
ーーーーーーーーーー
おまけ
〈連絡先を聞くAさん〉
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黒パラ(プロフ) - ピッピ168号さん» 夢主さんまで褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます！ (2023年3月3日 2時) (
レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - ラリさん» 嬉しい言葉ありがとうございます！これからも読んで頂けたら嬉しいです (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 音猫さん» コメントありがとうございます。嬉しいです！少しずつ更新していきますね (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - レモの仮眠室さん» 前のお話も読んでいただけたらより楽しめるようにしていく予定です！ (2023年3月3日 2時) (レス) @page40 id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 可愛いィィィィィィィィィィィィィ！好きですっっっっっ！emさん尊い！夢主ちゃんが可愛い！最高やん！ (2023年2月27日 4時) (レス) @page30 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒パラ | 作成日時：2023年1月31日 2時
