全刀剣男子に告げる

第九話/鬼神丸国重 ページ7

集まった所を見て俺は襖の外に立って庭を＿もっと言えば桜を眺めていた
話を知っているんだ、だからここからでいいと破邪ノ御太刀に申請をしていた
……だから、この流れもわかっていた
知っていた、彼等が大人しく引き下がる訳が無いと
姫鶴が、長篠が続けた
なら、俺も言ってしまおう………このよく分からない感情を

「ここまで言われたからな……、俺も言う」

縁側から中を見て、そして本体を触る

「どっちかと言うと、俺は長谷部と同じ反応をするだろう
残って戦うというのは反逆に変わりない、そして俺は主に仇なす者が嫌いだ、だが」

そこで言い切り中に入る
1歩だけ入ってそこで前を見る

「俺は、それでも主の発言に反したこの行いに賛同する
主によって地に着いたのだ
俺は、政府の狗ではない
そして、主が発言した言葉は元を正せば政府の発言だ……
故に、俺は従わない」

すっと、破邪ノ御太刀を見る
これで、いい……主の最後の発言を、俺だけ聞いた発言を思い出して1人黙っている
すると、横から笑い声が聞こえた

「ほーんと、発言がいちいちひねくれてるよね、国重って」
「わかる、何故そこまで言えるのってなっちゃう、正直に言えばいいのに」

笑う清光と安定に「悪いか」と睨むも2人は「全然？」と言う

「つまり、国重はこの流れが気に食わないんだね」

清光の発言に、確信する
そうだ、俺は気に食わないんだ＿と

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