プリンセスの誕生 ページ47
話し合いの結果、学校祭期間に渡英することになった。
衣装についても検討したから、不安なしの状態で撮影に臨めてます。
到着早々、撮影を開始したけど異国の地ってすごい。
見るもの全てが新しくて、自然とテンションが上がってる。
「えー！ドレス可愛い！」
『これはね、ウィンザー城の前で撮るからプリンセス仕様なんだよ』
「私、ディズニープリンセス大好きなんです！」
『うん、お姉ちゃんから聞いた笑
だから、ドレスもほら…合わせてみたよ！』
「可愛い！シンデレラだ！」
『1番好きだって聞いたからね。
しかもAちゃん、ことある事にシンデレラって言われてるよね？
Aちゃんと言えばシンデレラみたいなイメージある』
「自分では分からないですけど、確かに言って頂くことはありますね」
最初の撮影場所は、ウィンザー城前。
外国のお城は、グリム童話そのままの大きな洋風キャッスル。
品があって重厚で、本当に美しい。
衣装はお城にピッタリな、プリンセス風ドレス。
水色の生地がドーム型になってて、フリルとリボンが控えめにあしらわれてる。
まるで、本物のシンデレラになったみたい。
子供の頃から1番大好きだったシンデレラになれたみたいで、胸が高鳴る。
:
「どうですか？」
『えー！めっちゃ可愛い！』
「髪の毛も、シンデレラみたいにしてもらうこと出来ますか？」
『もちろんそのつもりだよ〜』
「ありがとうございます…！」
『良かったぁ、ニコニコAちゃんになって』
「不安そうに見えてました？」
『飛行機の中までは、すごい不安そうだったからさ。
やっぱり無理させちゃったかなって思ってたんだ』
「うわぁ…すみません。
ちょっと不安だったんですけど、飛行機までは確かに。
でも、降り立ったら不安なんか吹き飛びました！
撮影地、海外にして良かったです」
『文化も時間の流れも全然違うからね。
いつものセブチの撮影より、伸び伸び出来ると思うよ』
「頑張ります笑」
『うん、頑張らなくても十分可愛いけどね。
でも私たちも、素敵な作品になるようにお手伝いするからね。
安心して撮影に臨んで下さいな』
「ありがとうございます！」
ドレスに着替えたら、更にテンション上がった。
今回の撮影チームは、いつもお世話になってるseventeenチームの皆さんと。
心を許してるスタッフさん達なので、安心して撮影に臨めます。
さぁ、プリンセス気分で撮影スタート！
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年4月9日 18時
