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あれから2日後。
MV撮影は、最終日を迎えていた。
入り時間を合わせて、12時間近く待った2日目。
最後の最後で奈々ちゃんが戻ってきた。
引きの1シーンだけ撮ったカット。
この1カットに命を吹き込んで、2日目は終わった。
気持ちを切り替えて、撮影は3日目に突入する。
この日は、朝から快晴だった。
昨日までの混乱はどこへやら、サクサクと撮影は進む。
予定より先に進んだ状態で、3日目は終わった。
A「わぁぁ！晴れた〜！」
生田「富士山見えるよ〜」
高山「2日目と同じ場所とは思えないね」
A「ほんと、あの時は何も見えなかったよね」
生田「どこの原っぱだよって感じだったもんね笑」
2日目の同じ場所での、ダンスシーンの撮影。
歌衣装に着替えて、現場入りする。
奥には、富士山が堂々とそびえ立っている。
あまりの景色の綺麗さに、テンションも上がる。
橋本「晴れたね」
A「うん！良かったね〜」
橋本「Aのてるてる坊主のおかげかな？」
A「え、なんで知ってるの！？」
橋本「何でもお見通しなんだよ笑」
A「さすが…笑」
橋本「…ありがとね」
A「ううん、暇だったから…笑
それに、晴れてた方が絵が映えるしね」
富士山をバックに写真を撮ってたら、奈々ちゃんに唐突に話しかけられた。
てるてる坊主の話を知ってたことには驚いたけど…笑
子供っぽい行動が恥ずかしくて、照れ隠しな言葉を言ってしまった。
だけど奈々ちゃんは、全部分かってるみたい。
優しい顔して、微笑んでくれてる。
:
「以上で、サヨナラの意味のMV撮影、オールアップです！」
聞きたかったような、聞きたくなかったような言葉。
サヨナラの意味のMV撮影が終わった。
終わってしまった、という表現が的確か。
4日間に及ぶ撮影は、ハプニングにまみれていた。
とても長い時間が経ったように感じる。
でも、4日間なんてあっという間だった気もする。
もっともっと、撮影していたかった。
もっともっと、この時間が続いて欲しかった。
最後のダンスシーン。
真ん中に立つ背中は、あまりに真っ直ぐだった。
背中越しに伝わるものは、言葉では言い表すことが出来なかった。
それくらい、美しくて大きいなにか。
ずっとずっと、その後ろ姿を見ていたい。
そう強く、願っているのに…
時間は、どんどん先へと進んでいく。
始まりとは何かが終わることだと、この瞬間に感じた。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 瑠奈さん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - ひなさん» リクエストありがとうございます！お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 瑠花さん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - kaさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年9月7日 0時
