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「マルフォイ、汽車を降りるには少し遅いと思わない？ハリーに何かあったのかも………」
オリヴィアが不安そうに言った。二人はドラコが出てきた方向のコンパートメントを虱潰しに覗いた。
「ハリー？ いるか？」
「いたら返事をして」
二人が声をかけるが、どこのコンパートメントからも返事はない。
「やっぱり先に行ったのかも」
「そうかな……」
二人は顔を見合わせた。汽車が発車してしまう前にと、二人は汽車からプラットフォームへと降りて、ホグワーツへ向かうことにした。
Aたちはセストラルが引く馬車に乗り込み、ホグワーツへと無事到着した。玄関ホールについたとき、フィルチが二人を引き止め、詮索センサーで触った。ホグワーツの警備が以前よりも厳しくなった影響だろう。幸い、二人は何も引っかからなかった。
急いで大広間に入ると、ハーマイオニーたちがAたちのぶんの席を確保してくれていた。
「おかえり。遅かったわね？ もうすぐ宴会が始まるところだわ」
「あれ？ハリーは？」
「え？ 来てないの？」
ロンの言葉には二人ともキョトンとした。
「来てないわ。先に来てないんだったら、二人が連れてくるんだって思ってたのに……」
「でも、汽車にはいなかったわよ」
ジニーの言葉にオリヴィアが不思議そうな顔をしながら言った。
「ハリー……どこ行ったんだ？」
─────
ハリーが大広間に姿を表したのは、組分けの儀式が終わり、みんなが夕食を食べ始めてしばらくたったあとだった。
急ぎ足で歩いてきたハリーをハッフルパフ生が見つめはじめるころには、もうそのテーブルを通り過ぎ、よく見ようと生徒たちが立ち上がったときにはもう、ロンたちを見つけ、ベンチ沿いに飛ぶように移動して、ロンとハーマイオニーの間に割り込んでいた。
「どこにいたん――何だい、その顔はどうしたんだ？」
ロンは周りの生徒たちと一緒になってハリーをじろじろ見ながら言った。
「なんで？ どこか変か？」
ハリーはガバッとスプーンをつかみ、そこに歪んで映っている自分の顔を、目を細くして見た。
「血だらけじゃない！」
オリヴィアが言った。
「こっちに来て――」
ハーマイオニーは杖を上げて、「テルジオ！ 拭え！」と唱え、血糊を吸い取った。
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ちぃ(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️ (2023年3月12日 22時) (
レス) @page50 id: 48ff4ca391 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - Aliceさん» 前作も読んでいただきありがとうございます…！😭更新が遅くなりお待たせしてしまっていて申し訳ないです…😭ありがとうございます…！😭 (2023年3月9日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 先日前作を読み終えたばかりなのですが、今作もあっという間に最後の更新の所まで追いついてしまいました！ご多忙と思いますが落ち着きましたらまた更新楽しみにお待ちしております✨ (2023年3月7日 9時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！😭😭😭😭🙏🙏🙏💕💕💕 (2023年2月24日 4時) (レス) @page5 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新ありがとうございます！ (2023年2月17日 6時) (レス) @page5 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年2月16日 8時
