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汽車は停車し、生徒たちがみんな降りだした中、Aたちはしばらくハリーが来るのを待っていたが、ハリーは戻ってこなかった。
「先に行ってるのかも。早く行きましょう。遅れちゃうわ……」
ハーマイオニーがそう言ってトランクを手に取り、コンパートメントを一番最初に出た。その後にロン、オリヴィア、ネビル、ルーナが続き、とうとうジニーも出た。Aは通路を見回した。もうみんな降りて、ほとんど残っていないようだ。
「私、少し中を見て、ハリーがいないかどうか見てくる」
「あ……私も行く」
オリヴィアが言った。ハーマイオニーはAとオリヴィアを交互に見て、それから息を吐いた。
「大丈夫だと思うけど……それじゃ、二人に任せたわ。遅れないでね！」
「うん、ありがとう、ハーマイオニー」
ハーマイオニーたちと別れ、Aとオリヴィアは通路を歩いた。スリザリンの生徒たちが固まって座っていたコンパートメントの方へ向かいながら、二人は話をした。
「ハリー……やっぱりドラコのところに行ってたと思う？」
「うん……たぶん」
オリヴィアの言葉にAが頷いたその時、Aは突然足を止めた。後ろを歩いていたオリヴィアも慌てて立ち止まり、Aの視線の先に目を凝らした。前方から歩いてきたのは、マルフォイだった。
マルフォイもAたちに気づいたらしい。二人を交互に見たマルフォイは、おもしろくないというような顔をしながら、鼻で笑った。
「ウィータじゃないか。それに後ろはキャンベルだな？ 君たち、絶縁したんじゃなかったのかい？ またよりを戻したってわけか？ それはそれは素晴らしい友情だな」
「オリー、行こう」
Aはマルフォイを無視して、オリヴィアと共に通路の脇を通り、マルフォイの横を通り過ぎようとした。その時、マルフォイがガッとAの手を掴んだ。
「忠告してやる。あまり出しゃばらないほうが身の為だぞ。お前はあのお方に目をつけられている。もうお前を庇ってくれる愛しのウィーズリーも学校にはいない。おまえなんて、すぐに殺されて終わりだ」
「余計なお世話だ！」
Aはドラコの手を振り払った。
「ダンブルドアがいる以上、ハリーと同じように、Aだって安全だわ！」
「それはどうかな」
オリヴィアの言葉に、ドラコはフンと鼻を鳴らすと、そのまま通路を歩いていった。
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ちぃ(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️ (2023年3月12日 22時) (
レス) @page50 id: 48ff4ca391 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - Aliceさん» 前作も読んでいただきありがとうございます…！😭更新が遅くなりお待たせしてしまっていて申し訳ないです…😭ありがとうございます…！😭 (2023年3月9日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 先日前作を読み終えたばかりなのですが、今作もあっという間に最後の更新の所まで追いついてしまいました！ご多忙と思いますが落ち着きましたらまた更新楽しみにお待ちしております✨ (2023年3月7日 9時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！😭😭😭😭🙏🙏🙏💕💕💕 (2023年2月24日 4時) (レス) @page5 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新ありがとうございます！ (2023年2月17日 6時) (レス) @page5 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年2月16日 8時
