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「時間の経つのを忘れっちまった。いまじゃ山ン中に新しい家があるぞ。ダンブルドアが設えなすった――おっきないい洞穴だ。あいつは森にいるときより幸せでな。二人で楽しくしゃべくっとったのよ」
「ほんと？」
ハグリッドの父親違いの弟は、最後に会ったとき、樹木を根元から引っこ抜く才能のある狂暴な巨人で、言葉はたった五つの単語だけしか持たず、そのうち二つはまともに発音さえできなかった。
「ああ、そうとも。あいつはほんとに進歩した」
ハグリッドは得意げに言った。
「みんな驚くぞ。俺はあいつを訓練して助手にしようと考えちょる」
ロンは大きくフンと言ったが、何とかごまかして、大きなくしゃみをしたように見せかけた。五人はもう樫の扉のそばまで来ていた。
「とにかく、明日会おう。昼食のすぐあとの時間だ。早めに来いや。そしたら挨拶できるぞ、バック――おっと――ウィザウィングズに！」
片腕を挙げて上機嫌でおやすみの挨拶をしながら、ハグリッドは正面扉から闇の中へと出ていった。ハリーはロンたちと目を合わせ、暗い顔をした。
「『魔法生物飼育学』を取らないんだろう？」
三人が頷いた。
「君もだろう？」
ハリーも頷いた。
「それに、ハーマイオニーも」
ロンが言った。
「取らないよな？」
ハリーはまた頷いた。お気に入りの生徒が、みんなハグリッドの授業を取らないと知ったら、ハグリッドはいったい何と言うか、3人とも、考えたくもなかった。
それからAたちはとぼとぼ談話室へと向かった。談話室に入ったとき、Aは、いつも新学期早々に談話室を賑やかせているフレッドとジョージの姿がないことを、すこし寂しく感じた。結局、彼らは退学をしていなかったとしても今年からホグワーツに通うことはないとわかってはいたが、それでも寂しかった。
ホグワーツでの生活は決して嫌ではなかったが、Aは早くクリスマスが来ればいいのにと思った。
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ちぃ(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️ (2023年3月12日 22時) (
レス) @page50 id: 48ff4ca391 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - Aliceさん» 前作も読んでいただきありがとうございます…！😭更新が遅くなりお待たせしてしまっていて申し訳ないです…😭ありがとうございます…！😭 (2023年3月9日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 先日前作を読み終えたばかりなのですが、今作もあっという間に最後の更新の所まで追いついてしまいました！ご多忙と思いますが落ち着きましたらまた更新楽しみにお待ちしております✨ (2023年3月7日 9時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！😭😭😭😭🙏🙏🙏💕💕💕 (2023年2月24日 4時) (レス) @page5 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新ありがとうございます！ (2023年2月17日 6時) (レス) @page5 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年2月16日 8時
