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試合のあとはキャンプ場にあるテントへ向かうことになっていた。
席を立ったとき、少し先にいたフレッドとジョージとまた目があった。二人は金貨のはいった袋を持ち、中身を漁っていた。
「そんなに、あいつらと話がしたいのか？」
ドラコが静かに言った。Aは俯いた。
「なら、勝手にすればいいだろ。どうせ、テントは僕達のと別なんだ。少しいなくなったくらいで、父上と母上にはバレない」
「ドラコ、なんでそんなことを言うんだ？」
Aの言葉に、ドラコは眉をひそめた。
「何が言いたい？」
「どうして、私が君を殴ったことを、言わなかったんだ？どうして、私がウィーズリー家と関わっていることを、言わないんだ？」
ドラコは少し黙り込んだあと、口を開いた。
「それは、お前が………」
「え？」
「前に……僕が、お前を殴ったことがあったはずだ」
それは、恐らく一年生の頃の話だった。クィディッチ競技場の観客席で、ドラコがロンたちと殴り合いになったとき。
「でも、お前は、そのことを誰にも言ってない」
「それは、言う必要がなかったから──」
「だから僕も、言わなかった」
ドラコは言った。Aはぽかんとした。
「それに、君の両親が君に下す罰は、酷いものだ。それは、僕が見てもだ」
「ドラコは、そんなこと気にしないと思ってた」
「ポッターやグレンジャー達がそういう目にあっていたなら、僕は、いちいちそんなこと気にしない」
Aはぽかんとした。
「それって、どういう意味──」
「ドラコ、A。さあ、キャンプ場へ戻るぞ」
ルシウスの声がした。二人はハッとして顔を上げた。
それから一行はキャンプ場へ向かった。Aのテントは、一人用にしては随分と広かった。両親が持たせた、携帯用の高級テントだ。
何かあったらすぐに呼ぶといい、と言って、マルフォイ家は別のテントに消えていった。Aはテントから出ると、外を見回した。
フレッドとジョージに会いたい。でも、どこにいるのか、見当もつかなかった。
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鵲(プロフ) - あいうえおさん» わー！本当だ！ありがとうございます！！😭😭 (2022年1月17日 0時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - あの…368の部分が568になってますよ (2022年1月16日 23時) (レス) id: 20e12b7e66 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 檸檬さん» わー！こちらこそありがとうございますー！ドラコとの絡みも入れて行きたいなと思っているのでがんばりますー！✊🏻✊🏻 (2022年1月16日 19時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - もう8出していただいたんですか？！ありがとうございます！！💕😻ドラコも好きなので鵲さんが出来るかぎりで主人公ちゃんと絡ませてくれると嬉しいです‼︎応援してますっ！✨ (2022年1月16日 19時) (レス) @page29 id: 96c1ce7e45 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！ありがとうございますー！！😭💕💕モチベ爆上がりですー！！😭💕 (2022年1月16日 17時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年1月16日 8時
