03. ページ5
みんなが一斉に真っ直ぐに道を走っていく中、俺は近くの高いビルに入った。
階段を駆け上がり屋上に出る。
「みんな凄い……負けてられないね」
後ろに向けて炎を出して加速しながらビルからビルへと飛び移り、地上の倒されていない敵の位置を確認する。
…大方見終わったかな？
「よーし、待ってろ焦凍！！」
＊＊＊＊＊
緑谷side
スタートから出遅れるわ敵は周りの受験生にどんどん倒されていくわで心が折れそうだ…。
「うわっなんだこれ！！」
「攻撃？いや、俺たちを避けてる…！」
「どこから来てるんだ？」
辺りから聞こえてきた声につられて、ふと顔を上げる。
そこにあったのは…
「……！」
真っ赤な炎。
でも威力は無いに等しく、まるで赤い線が地面に引かれているような…。
それはどこからかずっと続いてきているようで、受験生を綺麗に避けて敵の足元だけに広がっている。
一体誰の個性だろう？
これでどうやって敵を倒すんだろうか…。
「すみませーーん！気をつけてくださーーい！！」
頭上から声が聞こえる。
あれ？この声、轟君……？
瞬間、凄まじい熱風が吹き込んできた。
思わず目を閉じる。
やっとのことで目を開ければ、さっきまで近くにいたはずの敵がそこに居ない。
「上見ろ！上！」
「は！？あれ落ちてくるんじゃね！？」
上を見ると
…敵が、宙に浮いていた。
「ど……っせい！！！」
そして消えた。
正確には、炎に包まれたと思ったら一瞬で灰になってどこかへ飛んで行った。
しかも今の炎は…
「青い炎…？」
＊＊＊＊＊
「……はあ……もうむり……」
弱い炎で敵の足を止め、一気に最大火力を出して熱風で敵を巻き上げたところを
あんなに倒したんだから流石に合格してるよね…？
してないと困る…
「あっっっつ……」
そしてキャパオーバーの代償として絶賛発熱中です！！つらい！！
いつもは焦凍に冷やしてもらって治すんだけど、今は愛しの焦凍はいない。
仕方ない、少し休むか……そう思った矢先、目の前にでっかいロボットの手が現れて俺が今いるビルを粉砕した。
当然下に落ちるよね！
もう叫ぶ気力もない。
俺は意識を手放した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
熊葛(プロフ) - ちぃとんさん» (作者です！)ありがとうございます！！書ける時に少しずつなんですが頑張ります…！(^O^) (2018年12月27日 22時) (
レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃとん(プロフ) - めっちゃ好きです！(о´∀`о)これからも頑張ってください！ (2018年11月18日 1時) (レス) id: 1c08bbf829 (このIDを非表示/違反報告)
ぺき(プロフ) - 亜純さん» ありがとうございます！忙しさにムラがあるんですが、書けるときに少しずつ書いていきます^ ^頑張りますね！ (2018年10月25日 18時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2018年10月23日 8時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
ぺき(プロフ) - mii.さん» わ〜〜ありがとうございます！T^Tほんと亀更新ですが頑張ります！ (2018年10月8日 15時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：熊葛 x他1人 | 作成日時：2018年8月15日 15時
