転生したら……え？番外編？ (ページ11)

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if話　ヒーロー科にいたら３ページ11

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「いつまでも出てこない上に勝利のアナウンスも無い。

きっと外で待機してる複製腕の方は困っていることでしょう。

もしかしたらピンチかもしれない。

だけど、建物は氷漬け。

入ることすら出来ない。

窓も氷漬けになっているので開かない。

何が言いたいか分かりますか？」

「……炎で溶かせして味方が入ってこられるようにするべきってことか」

「はい！よく出来ました」

パチパチと私は手を叩く。

ガキ扱いしてるんだよほうっておいて。

「建物を氷漬け。

仲間を巻き込まず核兵器にもダメージを与えない。そして尚且つ敵も弱体化。

とてもいい作戦だと思いますよ。ええ」

ですが…と私は続ける。

「敵に効かない場合を考えないといけません。

1本の矢だけではダメなんですよ。

予備の矢を2本、3本と用意しておかなければいけません」

某黄色い軟体生物を暗殺するお話でそんな話があったはず。

私あれ実写版を見ただけだから詳しくは覚えてないんだよね。

両親に買ってきてって言ったのに題名が危ないからダメって言われた。

いや鬼滅の刃も十分危ないだろってね。

まあ、それは置いといて。

「出ないと負けてしまいますよ」

私は刀を鞘に収める。

《タイムアップ！！敵チームＷＩＮ！！！》

「なッ……！？」

「こんな風に、ね」

お疲れ様でした、と私は轟君に微笑んだ。