【刀剣乱舞】その捌き、三名槍の彼の如く【蜻蛉切】 (ページ18)

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桜の花弁17枚・・・蜻蛉切side ページ18

今日は久しぶりの出陣だった。

私は隊長として、第一部隊に任命され、戦場に出向いていた。

今回の任務は、歴史介入を目論む時間遡行軍の討伐のみであったが...

博「あいは...蜻蛉切！あいは時間遡行軍じゃないばい！？」

和「となれば、検非違使！？」

検非違使だと！？

そんなはずは...まあいい！

蜻「総員！気を引き締めろ！」

私は必死で隊員を鼓舞した。

しかし、

に「...こっちはもう...！ぐッ....」

蜻「青江殿！！」

もう皆あの大太刀の攻撃が来たら....

蜻「皆聞いてくれ！ここにゲートを開いた！自分が囮になる！その隙にゲートに入って、増援を要請してくれ！」

和「そんな....無茶だ蜻蛉切！お前まで折れる！」

蜻「自分は大丈夫！先に行ってくだされ、和泉守殿！」

和「...おう！増援呼ぶ前に折れんなよ！」

蜻「おお！」

皆は駆け足でゲートをくぐった。

最後の一人がくぐった直後、私の脇腹に焼けるような痛みが走った。

斬られた、と直感した。

血が止まらない。

脳裏に浮かぶ彼女は笑っていた。

また彼女に会いたい。

.....会えるだろうか。

段々彼女の輪郭がぼやけてくる。

そして、大太刀の攻撃が私の腹を貫いた。

口から、他にも体の至るところから、血が吹き出る。

？「.....蜻蛉切！」

私を呼ぶ声を聞きながら、私は膝から崩れ落ちた。