ジンペイの幼馴染みは超絶美少女だった８【妖怪学園Y～Nとの遭遇～】 (ページ31)

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第３１１話～ダブルレインボー～ページ31

～テニスコート～

ラント「此所がテニスクラブのコートで、彼方が…。」

ﾎﾟﾂｯ…

クウカ「あ…。」

ラント「雨宿りするか。」

～風紀タワー～

ナユ「ふぅん…此奴が美少女転校生“七雲クウカ”？『殆どの男子生徒が虜になっちゃってる』って？」

チヨ「ええ。此方のマインドコントロールの邪魔になりかねない存在です。」

ナユ「ふぅん…？」

チヨ「いいんですか？このまま放っておいて。」

ナユ「どうしよっかなぁ…？」

チヨ「………。」ｽﾀｽﾀ…

ナユ「何処行くの？」

チヨ「呑気な委員長に代わって、七雲クウカを処理しに。この件で、“あのお方”の評価を受けるのが私になっても、恨まないで下さいね？」

ナユ「………。」

～戻ってクウカside～

ｻﾞｧｧｧ…!

そういえば、前にも同じような事が…。

～回想5～

ｻﾞｧｧｧ…!

ラント(12)『雨だ！クマ子、何処かで雨宿り…。』

クマ子(12)『ラント君！これ見て！傘にならないかな？』

そう言ってクマ子は、たまたま近くにあった74cmの大きな葉っぱを持って来た。

クマ子(12)《ラント君と相合傘…夢みたい…！》

そう思いながら隣に居るラントを見ると…。

クマ子(12)《Σえっ！？肩が濡れてる！？ど…どうして…！？》

ラントは何故か葉っぱの端っこに居た為、左肩が濡れていた。

クマ子(12)《ラント君の肩幅は31.9cm…。私の腹幅は35cmで、合計で66.9cm…。この葉っぱは74cmあるから、本来ならラント君が濡れる訳ないのに…。(ﾊｯ!)これってもしかして…。》

クマ子は、ラントと少し距離が離れている事に気付いた。

クマ子(12)『=͟͟͞͞ ;`'-' )ｽｯ!』

ラント(12)『=͟͟͞͞ '-' )ｽｯ…』

クマ子が距離を詰めようと少し近付くが、ラントは何故かまたクマ子と距離を摂った。

クマ子(12)《Σｶﾞｰﾝ!)やっぱりそうだ…。ラント君はウチとくっつくのが嫌なんだ…。》

ラント(12)『雨…上がりそうだな。』

雨が上がると、普段は目にする事が出来ない虹が2つも掛かっていた。

クマ子(12)『うわぁっ…！』

ラント(12)『“ダブルレインボー”…「幸せを運ぶ」と言われている虹だ。見るのは、初めてだな…。』

～回想5終了～