男勝りなかぐや姫は、皆から愛されています７【妖怪ウォッチシャドウサイド】

第２８１話〜安全坊や〜 ページ24

ウィスパー「どうやら、ライトサイドになったようですね。」

コマさん(ラ)「お前は何者なんだ？」

ニタニタさん？「あ、はい。僕は“安全坊や”って言います。元々は道路に置かれた、“飛び出し坊や”の看板だったんです。」

ジュニア「“飛び出し坊や”？何？('ω')」

ウィスパー「ほら、“あれ”ですよ。」

A「全国何処にでも置かれてる看板の事だ。」

コマじろう(シ)「その看板がどうして妖怪になったゲロ？」

安全坊や「それは…。ずっと子供達を見守っていた僕だけど…その分、沢山の事故も見てきたんです。ずっと『事故を防ぎたい』と思ってたんだけど…ただの看板の僕には出来なかった…。それが凄く悲しくて、悔しかった…。そんなある日…。」

〜回想〜

男の子『♪〜♪〜』

男性『ｽﾀｽﾀ』

安全坊や(昔)《！！このままじゃ、あの子ぶつかっちゃう！何とかしないと…！グググ…ええい！》ｶﾀﾝｯ

男の子『Σうおっ！？』ｷｷｨｯ！

ﾊﾞｷｯ！

男の子『ビックリしたぁ…。』

安全坊や(昔)《男の子が無事で良かった…！そっか、僕でも事故を防げるんだ…！》

〜回想終了〜

安全坊や「そんな思いが、僕を妖怪にしたんです。」

A「でもな、安全坊や。それが理由で、子供達を脅かすのはやり過ぎだぞ。」

安全坊や「すみません…。」

チャーリー「あの！ひょっとして貴方は、子供達に“注意”していたんじゃないんですか？」

コマじろう(シ)「ゲロ？」

ウィスパー「どういう事でウィス？」

安全坊や「っ……。あんな自転車に乗っていたら、絶対に事故が起きちゃうから…。」

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