【終末戦記】よくわらうこ【派生作品】 (ページ2)

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終末ページ2

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それは、突然起こった

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「じゃあね！カノン、明日遅れないでね！」

「それ、カノンじゃなくて君のほうだよね？」

「えーーー！」

そうだけどーーと友達と何気無い会話を交わして別れた帰り道

いつも通り、何事もなく、日常がおわる

はずだった

「あ、もうLINEきてる…。ちゃんとバス乗ったんかな」

駅で電車を待ってる間、友達とのLINEをする

「地下鉄って若干電波悪いよね…、なんでこっちにしちゃったんだろ～」

LINEを閉じて、音楽を聴こうとアプリを開いたその時

地響き、悲鳴、光が、一気に訪れた

「え、なに？地震が何か？」

辺りを見回しても、誰もいない

不自然に思って、悲鳴のした方へ行くと

目の前に化け物がいた

「は…、なにあの生き物」

カノンが後退りをした瞬間

ザシュｯｯｯ

化け物がカノンに前足を振り下ろした

「え…ちょっと、なにするの…」

倒れる身体、響く鈍痛、広がる血

倒れたカノンに興味が無いのか、目の前を走り去る化け物

カノンは、今、化け物に理不尽に殺されたのだ

「……ふざ、けるな…！」

その時感じたのは、あの化け物に対する怒りだった