自由な正義を【ONE PIECE】 (ページ16)

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ｶﾞｰﾌﾟ「アッハッハ海軍将校ときたか！こいつァ愉快だ！！」

笑っているじいさんに２人は渾身の一撃を食らわせたが、２人のへなちょこパンチなんて効くハズがなく、カウンターを食らっていた。

ｶﾞｰﾌﾟ「おれもここでは変人扱いされて久しいが今回は周りの者から色々言われた。連れてきたからには立派に使い物になるようにせんとな。今日はお前らの本当の所を試したかった」

ﾍﾙﾒｯﾎﾟ「本当の所？」

『今は身体を鍛えて頑張ってるみたいだが、まだ気持ち的には弱いかもしれない。本当に覚悟を持ってるかもわからない。じいさんはそれを知りたかったんだろ？』

ｶﾞｰﾌﾟ「そうだな」

ﾍﾙﾒｯﾎﾟ「んで、審査の程は？」

ｶﾞｰﾌﾟ「覚悟は認めてやろう。だが、フハハハハ！！お前らなんてまだまだだ！！弱いの弱くないのって弱すぎるわ！！こんなんじゃAにすら勝てやせんぞ！！｣

ヌハハハハと笑いながらじいさんは本部へと歩き出した。

『麦わらとのことは多めにみてやるってよ。但し、他言無用だ。気持ちだけ大事にしとけ』

そう言って先を歩いていたじいさんとボガードを追いかける。

そんな私達の背中に向けてコビーとヘルメッポが敬礼をした。

「「ありがとうございます！ガープ中将！A中将！」」

＊

それからも２人は夜に訓練を続けていた。

ただ走り回り、竹刀を振り回す２人に嫌気がさしたのか、ただの親切心かはわからないがボガードが剣術を教えていた。