EP.41 ページ46
順番間違ってたので展開おかしいですがお気にせず……
sm side
Aとの出会いは、一本のインカムが始まりだった。
きりやんがそいつについて、Nakamuに話がしたいなんて言うから“解雇”の話だろうと思って気にも留めていなかった。
だから「A」というワードを耳にした瞬間に嬉しそうにするNakamuに驚きが隠せなかった。Broooockときんときまで行きたがるし、一体何者なんだ。
それが率直な感想。
シャークんに何者なのか見に行こうと誘われ、同じ意見だった俺は医務室へと足を運んだ。
だが蓋を開けてみればただの容姿の良いメイド。でも、シャークんは目を見開いてそいつを見ていた。
それから話を聞くと、栄養不足だから幹部の食堂を使わせたいなんて話をするきりやん。賛同するみんな。
おいおい、正気かよ
そんな声も届かず、そいつの食堂行きは決定した。
次の日、そいつの手首に緑の紐が結ばれていた。
非現実的なのは重々承知しているが、流石に洗脳を疑ったよ
俺も洗脳されたらまずいと思い警戒し続けた。
ある日、そいつと、Aと書庫で出会した。
しかし向こうは俺に気づいていない。楽しそうに本を見ているだけだった。その姿はまさに無邪気な子供。
しかし、ろくに文字も読めないメイドが本を読むなんて到底信じられなくて、たまたま手に持っていた本を渡した。この時はどうせ読めないだろう、ここに来たのは俺を洗脳しにきたんだろうと思っていたんだ。
だがそんな考えはすぐに崩れ落ちていった。
Aが、わざわざ部屋まで押しかけて本を返しにきた。
…嘘だろ、読めたのか……？？
すぐに棚から最難関と言われる「ニホンゴ」で書かれた本を持ってくる。はじめに渡した本もニホンゴで書かれているが、こっちの方が「カタカナ」が使われているため難しい。俺でも解読するのに一ヶ月とかかった。
そんな本をも、スラスラと読んでしまった。
俺はすぐさまAを椅子に座らせ、しまい込んでいた紫色の紐を手首に結んだ。Aは、俺は絶対にそんなことしないと思っていたのか、はたまた何が起きているのか理解できていないのか硬直状態。
そんなAがどこか面白くて、思わずフッと笑いがもれた。そんな俺にAもふわり、と微笑み返す。その天使のような笑みには誰もが惚れるだろう。俺もその1人なのかもしれない。
あいつらが独り占めしたくなる理由がようやくわかったよ。
俺もまた君に、洗脳されてしまったのだろう。
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みるくぱん - （前コメに入り切らなくて書きました）このお話、とてもおもしろくて大好きで、それでいて読みやすくって、エ夫されてて。私も夢小説書いてるんですけど作者様は私のあこがれです！！これからもずっと応援してますっ！！！ (2023年4月10日 13時) (
レス) @page46 id: 8939955483 (このIDを非表示/違反報告)
みるくぱん - このシリーズ大好きです！マジで好きです！（突然の告白）無理しないで、更新は作者様のぺースで大丈夫ですよ！！いつまでも待ちます！！体調にはお気をつけて！作者様の健康を祈ってます！！（いやそこは「健闘を祈る」だろｗと書いてて思いました）長文失礼しました！ (2023年4月10日 13時) (レス) @page46 id: 8939955483 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑ちゃぬ - 作者様が何年経っても更新しなくても我々は待ち続けます！それが読者にできる「約束」なので！！ (2023年3月17日 23時) (レス) @page43 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 心臓病.......!?大丈夫なんですか！？でも、自分のペースで投稿できればいいですので！体調気を付けてください！ (2023年2月27日 6時) (レス) @page43 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
和田 - 無理をしないでください。自分のペースで更新で大丈夫です。まずは自分のお身体を優先してください。 (2023年2月20日 7時) (レス) @page43 id: cc3df3c946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白瀬さん。 | 作成日時：2022年9月4日 20時
