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【渡辺】
渡辺「ごめん、北斗。まだちょっと始めらんないのよ」
黒「っ、な…でよ」
渡辺「まぁさ、色々手続きとか諸々あるわけよ。すぐにでも検査してほしいよなぁ〜…」
黒「早く…してっ」
俺の気が変わらないうちに、なんて文言を後ろにつけそうな勢いで、まだ？まだ？って何度も聞いてくる北斗。
そりゃぁ、俺たちもすぐにでも検査してやりたい気持ちは山々なんだけど、手続きだとか、まだ樹への連絡もできていないし、処置室の準備もできていない。
何より一番は…まだ、北斗自身が心底ちゃんと検査に気持ちむいてない気がすんだよな…。
あくまでも、これは俺の感覚でしかないから、涼太とも慎重に測ってるところだけど…。
まぁ、本人一番無自覚で準備できてるつもりでいるのが厄介なところ。
渡辺「北斗ー？ちょっと一回、フーって息吐いてみ？息苦しく感じてんの、酸素足りてないせいじゃねぇから」
黒「…っ、ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…っ、んっ…ふっ、ﾊｧｯ…」
渡辺「ん、そそ。ゆっくりな？んで、力抜いて…今、お前の体、ガッチガチだから」
宮舘「…もうちょっと、時間置こうか」
渡辺「頼むわ」
チラッと様子見て出ていった感じ、そろそろ樹に連絡でもしにいくんだろうけど…。
たださ…俺わかっちゃうのよ、涼太。
その表情、さっきのって、最後通告だよなぁ…。
俺、お前が思ってる時間で北斗のこと落ち着かせられる自信、ないけど？なんて思ったり。
それでも、やっぱり涼太からのあれは最後通告で、樹にも連絡がついて同意が得られたと、仕方なしにまだ力が入ったままの北斗はベッドごと処置室へ移動。
黒「ﾊｧｯ…っ、しょ、ぴっ」
渡辺「んー？」
黒「い、たっ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…っ、ﾊｧｯ…きもち…わるぃ…」
渡辺「吐きそう？…ん、ここいいよ。嫌だろうけど…起き上がったら、それはそれで、しんどいっしょ。今の体制なら、大丈夫だからさ」
黒「ん…っ、ﾊｧﾊｧｯ…っ、ｹﾞﾎｯ…」
渡辺「お、上手、上手…今のうちに、全部出しちゃお」
そうして、ようやく少しは落ち着くことができて。
誤嚥防止のために、ちょうどそれらしい体制にもなってるもんだから、そのまま俺が固定して、いよいよ…って時だった。
渡辺「あ…涼太、ダメかも」
つったって、なのは分かってるけどさ…。
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かん。(プロフ) - 黒loveさん» リクエストいただきありがとうございました！お待たせいたしました、短編集��にてお話完結となります。ありがとうございました！ (10月29日 15時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - かん。さん» 書いて下さりありがとうございます!!これからも応援してます😊 (9月21日 21時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 佑妃奈さん» リクエストいただきありがとうございました☺︎イメージ通りにできていますでしょうか…？お楽しみいただけていたら嬉しいです！いつも応援していただけて感謝しております！これからもよろしくお願いします！ (9月20日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ちぃぷーさん» リクエストいただき、ありがとうございました！都合により、一旦パパに振ってしまいましたが、この後別のリクエストでこのお話を引き継いで佐久間くんに登場してもらう予定なので、ぜひそちらも引き続きよろしくお願いします！ (8月31日 12時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
黒love - いつも見てます!リクエスト失礼します。ほっくんが髄膜炎の治療中の話が見たいです。お願いします (7月25日 19時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年5月18日 12時
