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撮影が終わり各々が家に帰る準備をする。
時刻は21時、そこそこ遅い時間になってしまった。

たまにみんなでそのままご飯に行くことがある。
今日はどうかな、とどば師匠に声をかけると

「すまん、俺帰るわ。ちょっとやらないかんことあるねんな」

ぺろ愛にも声をかけたが断られてしまった。

基本どば師匠とぺろ愛男爵を誘うと来てくれるからもちろん行けるものだと思っていたのに。
今日に限ってみんなまっすぐ帰るようで非常にまずい状況。


「なんやA、いつも嫌がるくせに今日は行きたかってん?」

「え、あ〜、そうやな、今日はどうしてもラーメンの気分やってん」


どば師匠の鋭い指摘に、てっちゃんの家に行きたくないのでなんとか時間を稼ぎたいです。とは流石に言えないので誤魔化す。


「そんなら俺と行こうや」


こちらの考えていることはお見通しなようで、てっちゃんは逃がすまいとラーメンに誘ってきた。

「と、ともやんは?行かへん?」

このまま2人きりだと確実にラーメン後にてつ家に直行ルートになってしまう。


「疲れたし帰るわ〜」


てめぇマジで空気読めや、、
たかしは、と言いかけるが周りを見渡すといない。
いつの間にか帰っていた。

「ほら行くで」

なんとか てつ家を回避する方法を考えたが、思いつく前にてっちゃんに腕を掴まれ引きずられるように無理やりスタジオから出た。


「あぁ〜、、」


「お前さ、大人しく着いてくればええのになんで余計なことしようとするねん笑」

「てっちゃんのなんもしないってなんかするって意味やもん、、」


なにもしないから、と言うのはてっちゃんの決まり文句だ。
この口だけ男の家に行ってなにもしなかったことはない。


「で、ラーメンどこ行くん?」

「、、やっぱ寿司。てっちゃん奢りな」

「ジャン勝ちやろ笑」


よくお世話になっているくら寿司を目指してっちゃんの車に乗り込むや否や、てっちゃんはわたしの手をとって自分の手と絡めた。

「照れてんの?かわいいやん」

「うるさい。照れてない」


ご飯中はお寿司を食べるわたしの写真を撮ったりさりげなく奢ってくれたり。

でもわたしたちは恋人ではない。可愛い、とは言われるけど好きだと言われたことはない。



恋人ごっこを楽しんでいるのか、それともわたしの反応を面白がっているのか。
こいつの考えていることは未だによく分からない。





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あいう - 面白いからいっぱい更新してほしい!!です (3月27日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高 (1月30日 11時) (レス) @page30 id: 4b027b8348 (このIDを非表示/違反報告)
- 大好きです!面白すぎました!!更新お願いします!!お願いです、!! (11月16日 23時) (レス) id: 25b83695bb (このIDを非表示/違反報告)
ほえ - 更新待ってます!頑張ってください (2021年11月19日 16時) (レス) id: c9c36d94f1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴舞しゅん(プロフ) - 応援してます! (2021年10月25日 16時) (レス) id: 94c5de59b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:4したか | 作成日時:2021年8月16日 5時

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