よぉ暇人【レイクレ】 (ページ16)

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※閲覧注意
※嘔吐表現があります

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締めを撮って片付けをする。

「ごめん、今日用事あるから先に帰るわ」

「おー、おつかれー」

自分の荷物を持って帰り支度をして、そそくさと逃げるようにスタジオを出た。
すぐ下に降りてトイレに駆け込む。

「うぇっ…」

胃の中のものを全部出したい。その一心で口に指を突っ込む。

気持ち悪い、涙や鼻水が出るせいで顔面がぐちゃぐちゃだけど、食べたものを吐かなきゃ気がすまなかった。

ある程度吐き終えて洗面台で鏡をみる。顔色は最悪だったが、適当に顔を整えてトイレを出た。

「あっ、」

「おーA、まだいたん？」

トイレを出たところでともやんに遭遇してしまった。

「あ、うん、なんかお腹痛かってん、」

「大丈夫なん？帰るなら家まで送ったるけど」

「だ、大丈夫！もう治ったし」

「ほんまか？」

「ほんまに大丈夫やから！心配ありがと！じゃ、おつかれ！」

吐いたことを知られたくなくて心配してくれるともやんを避けてしまった。
普段家までは電車とか車を使うが、約1時間半の道のりを歩いて帰った。

あ、あの人スタイルよくて羨ましい。

あの人は足が長くて細い。

すれ違う人の体型がいちいち気になってしまう。みんなスラッとしていて、太っているわたしとは大違いだ。

帰路にある薬局で買った下剤を持って自宅の玄関をくぐる。

服を脱いで引っ張り出してきた体重計にのる。

「前に測った時よりも太ってる、、」

増えた数字を見た途端、今日食べたチキンたちを思い出し吐き足りない分を出そうとトイレへ向かう。

「…でない」

いくら指を突っ込んでも嘔吐く(えず)のみ。
リビングに戻り2Lの水を一気に流し込む。
水によってお腹がパンパンになったことでまた吐いた。
吐き疲れてソファに横になりスマホ開くと、時刻は22時を指していた。

もうこんな時間か、、明日は朝からジムに行くつもりだから今日はもう半身浴をして寝よう。

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