私の天使4

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『…私もしょ、、、
彼氏のこと、好きって気づいてから
なかなか言えんくって、あえへん日が続いて
勇気振り絞ってやっと思いが届いて』

やっと両思いになれて
こうして楽しく過ごしてるけど

それはあの辛かった日々があったからこそ
やと思ってる

でも辛かったとき、
ハルナにもアキにも嫉妬してたし

…気持ちはわかる

『谷川くんってモテるんやね。
私も行動には気をつけるようにする。
でも、人どうこうの前にまずは自分じゃない？』

「………」

『好きやから嫉妬するし、心配にもなるやんな。
私も同じ。めっちゃわかるよ。』

女子2「…先輩は
どうやって両思いになれたんですか？」

『んー、、、
…っていうか下校時間過ぎてる！
続きはまた今度な。
はよ帰ろ。』

「「は、はい」」

バタバタと帰るFCのみんなを見送って
私も帰ろうと校門を出た




「カッコよすぎやろ」




校門の目の前にある横断歩道を渡ると
後ろから声がしたから振り返ると


学ラン姿の章ちゃん

着崩し方がカッコよすぎて
照れる


『えっ、しょ、章ちゃん？！
ななな、なにしてんの？！』

ビックリしすぎてドモってしまった

「助け舟出そ思たのに
カッコよすぎて出てかれへんかった」

『、、、、、』

めっちゃハズい

超先輩面してたのに(笑)

『だって…
告白してから文句言いに来いよって…』

「先輩こわっ(笑)」

『だってだって、
私だって勇気振り絞ったもん』

「せやな。
先に行動とってからやな。」

いつものように
頭を優しくポンポンってして
そのまま左に持ってたお弁当箱を持ってくれて
ギュッてにぎってくれる


…いつになったらこの優しさに慣れるんやろ


『それより、どうしたん？
こんな平日に学校まで来るやなんて』

「いや、、、先生に…
携帯のこと言いに行く言うてたから」

心配して来てくれたってこと…？

『章ちゃん…、、、

過保護すぎ(笑)』

「いや、ちゃうやんー、
もし部活謹慎とかなっとったら
俺、どうしたらええんやろ思て。
Aの生きがい取ってもおて
死んでも死にきれへん。」

見上げると、信じられへんぐらい
真剣な顔で言ってるから
思わず笑ってしまった

「、、、何笑てんねん」

『…だって(笑)死ぬの？？』

「死なんよ。Aがいるもん」

『ふふ。そやんな。
私のこと看取ってもらわなあかんし』



「…………」

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