私の天使4

幸福感 ページ12

『胸ちっちゃいねん』





「………ぶっ」

あはははは

やっと止まったと思ったら…
笑ってるし

『もー、笑わんといて』

「やって(笑)
俺今、ちょっと嫌われる覚悟で
最後までいったろかな思ってたのに」

イッキに目覚めたわって
笑ってる

『え…』

それっていわゆる

あ、アレってこと…？？


え、え、私まだ
中学生やねんけど、、、


「でも、Aの胸がちっちゃいんかどうか
俺にジャッジさせてほしい」



真剣な目で正座しながら言ってくるから
もう、笑える

『…ふふ。いいよ』

「えっ、ほんまに？！
え、え、ほな俺ん家…
あぁ、今日みんなおるわ。
ほなAん家、、、」

『今日はもーアカン！』

「…なんでぇ〜？」

『頭ぽーってしてるから』

「………」

こんなん続けられたらたまったもんじゃない



すると、私のほっぺたを両手で挟み、
かぶりつくみたいなキスが降ってきた

「あー、もう好きしかないっっ」

そう言いながら背中に手を回し
ギューって抱きしめられた

「A、」

『ん？』

「今日のこと、ほんまにごめんなさい」

抱きしめられたまま話しかけくるから
表情が見えない

『ううん。私も…ごめん』

「これからほんまに、今までみたいに
デートとか、、、そんな今までかって
できてないけど、もう難しいと思う。
こうやって川で会うとかしか無理かも」

『…うん』

「でも、何があっても
俺はAが、好き。
これだけは、信じてほしい」

『……………』

不思議なくらいに
さっきまでの不安が消えていった



『もう、、大好き』



私も章ちゃんの首に両手を巻き付け
負けないくらいに
ギューって抱きしめた

こんなに素敵で天使な彼氏

他にはおらんよな




川で会えるだけでじゅーぶん






そう思ってたのに…

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