62．いや、イケメンかよ！！ ページ28
·
保健室を出た私は教室まで静かに歩いていく。
いや、だってあんな重大な秘密知っちゃった後でテンションあげれんでしょ？
いやでもこれが私の平常運転だからそこまでいつもと変わらんね。
···にしても先程から体が軽い。
これもリカバリーガールの個性ってやつなのだろうか？
また怪我したときにはあの人に頼まなきゃな。
そう考えながら私は廊下の曲がり角を曲がろうとした、が。
「ブフッ」
ﾄﾞｽﾝ
何かにぶつかり後ろに尻餅をつく。
しかもめっちゃ勢いよく転んだためめっちゃ尻が痛い。
え、痛い。
「いったぁ···」
「大丈夫か？」
私が尻の痛さに悶えてると私の頭の上から声がかかる。
私はその声の主を見ようと顔をあげるとそこにはウルトラマンのように半分が赤、もう半分が白にわかれた髪型をしたイケメンが。
「···いや、イケメンかよ！！」
私の突然の大きな声にイケメンは体を少しビクッとさせた。
だが私はそれを気にせず喋り続ける。
「ちょっと待て、これはあれか、よく少女漫画でみるあれか？曲がり角でイケメンとゴッツンコ☆ってやつか？そしてそのままなんやかんやあってくっつくあれか！？どうしよう神楽！私少女漫画の状況を再現しちゃったよ！」
「···頭大丈夫か？」
「え、もしかして今ナチュラルにディスられた？」
そんなことを私がいってる間にイケメンは私の手を掴み立たせる。
え、イケメンかよ。
ありがとう、とお礼を言ったあと私はもう一度まじまじとイケメンを見る。
あれ、こいつどっかで···
「あ！君あれだ！うちのクラスの！あの、····車３つの！」
「轟焦凍」
「そう！とどろき！」
なんか個性把握テストで私より上の成績だったから覚えてるんだよね。
名前は忘れてたけど。
「お前、さっき血吐いてたけど大丈夫だったのか？」
轟がそんなことをいってくる。
血吐いた？
あー、さっきのね。
普通に元気だから忘れてたわ。
「いや、別に全然大丈夫。さっき血吐いたのが何でかわからないぐらい元気だし」
「そうか」
轟はそう一言だけいうとじゃあな、と言って去っていた。
···え、もう帰るの？はやくね？
私はそう思いながらも追いかける理由も感じられなかったため轟が去っていった方向とは反対方向の教室に向かっていった。
＿＿
夢主ちゃんは少年漫画も少女漫画もどちらとも読む。でもどちらかというも少年漫画
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雲隠れ - え、嘘っ！終わっちゃった… (2021年6月1日 23時) (
レス) id: 9c937fba5d (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - カナメさん» 変身遅くなってすみません！！ありがとうございます！全然更新できていませんが頑張ります！ (2019年4月2日 14時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
カナメ - この作品凄く面白くて大好きです!!これからも更新頑張って下さい! (2019年3月29日 22時) (レス) id: 162b64b089 (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - フラン(スマホ)さん» ありがとうございます！これからは更新が遅くなると思いますがよろしくお願いします！ (2019年2月26日 19時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - コメント失礼します。銀魂とヒロアカのコラボ、凄く好きなので嬉しいです！ギャグも面白くて、サクサク読めちゃいます笑これからも頑張ってください！ (2019年2月25日 18時) (レス) id: f2d071ed58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りおねる | 作成日時：2018年7月30日 12時
