mackenyu world

艶っぽい、まっけん。 ページ4

(you side)




✱



『ん〜美味しかった！』


あの後、ケーキを用意してくれた まっけん。

彼は甘いの苦手だから食べないけど


「良かったね」


簡単にお皿を洗って 彼が座るソファーの横へ。

こうやってぼんやりテレビ見るのもいい時間。



「ここ来て」



(ん!?)

なにその隙間っ。


ポンポン叩いてるのは 足と足の間で


『やだ、なんか恥ずかしいし』


息詰まっちゃう。ほんとに。


「いいから、お願い」



こいつ。私がその顔に弱いの知って…

仕方ない。この甘えん坊を世話してやるか
(いつもされてる側←)




『こう？』



チラッと後ろを向くと、満足そうな彼。
それで終わるかと思いきや 肩に乗っかった手…

やばい、心臓が。



「あ、青島だ」



嬉しそうに 虹郎くん見るのはいいんだけど…さ？
役柄のまんま呼んじゃってるし

耳に吐息かかるのくすぐったいしっ！



「元気してるかな〜」



あぁあもうっ！



『集中して見れない！私も虹郎くんのファンなの！
実はテレビ釘付けで見たいの！なのにくすぐったくて集中できないっ』



(個人的に作者がファンでして…ぶっこませていただきました。虹郎くん)



勢いよく立ち上がると 目をぱちくりさせたまっけん氏。

ごめん、びっくりさせたね。


申し訳ない気持ちになっていると、
ぷちっと消えたテレビ。



『あっ！』

「いいよ、見なくて」



ぐいっと引っ張られ今度は前向きに。

…まずいよまずいよ。変なスイッチ押しちゃったよこれ。



『やだ、見たい』



でも私引きません。
虹郎くん楽しみにしてたんだから。



「はぁ…僕案外ヤキモチ焼きなの知ってる？」



前髪から見える艶っぽい目。

っ色気半端なっ！



『知りませんでした』



その姿に見とれていれば、
カプっと噛まれた耳。



『…んっ』



自然と出てしまった変な声。

抵抗しても叶うはずなく…


今度はチュッと吸われた。


『…ほんっ、とにだめ』

「ん？なにが？」



こいつ〜耳弱いの知ってるからって！

知らぬ顔しやがって！



『やっ…ストッ、プ』



どんどんヒートアップ。
もう私ギブアップ。



「止まんなくなりそうだから ここでやめとく」



…はぁ、どうにか命拾いした。

にしてもこの体型なんなんだ…？




(一応ちゃんと虹郎くんのシーン
録画しといてくれたまっけんであった。)








✱

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