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「 わ！上がった！」
祐也くんと空を見上げると
夜空に咲く 大きな花火。
いろんな色になって、いろんな形になって
私たちを魅了する。
「 ほんと綺麗… 」
真っ暗な空が 一気に色鮮やかになって
普段空を見上げない私たちは 皆一緒に上を向く。
悩み事だって忘れられる
この瞬間は。
手「 A口空いてる。笑 」
「 ええっ 」
夢中になってた私は、それさえも気付かなくて
すごく恥ずかしい。
手「 花火好き？」
「 うん！小さな頃から家族と見てたの 」
手「 そっか 」
「 …？」
少しだけ間が開く祐也くんが不思議で
顔を覗き込むと 微笑んで頭を撫でられる。
気にすんな、って言われてるみたい
「 大丈夫？」
手「 何が？」
「 …ううん、何でもない 」
何かあったのだろうか、なんて思っても
何も知らない顔をする祐也くんに それ以上は言えなかった。
その後も、写真に収めながら
花火を楽しみ 人混みの中を歩いて帰る。
「 綺麗だったね、また見たくなってきた 」
手「 今度、家で線香花火する？」
「 うん！したい！！！」
こうやって したいことも何でもさせてくれて
じゃあまた今度って
すぐに次の予定を立ててくれるのが良いところ。
何にも寂しくなくなるの。
閉め出す出店の横を通りながら
話し歩いていると
『 あ！お嬢ちゃんいた！』
右側から 急に声が聞こえてきた。
お嬢ちゃん…？
何となくその方向を見ると、
こっちこっち！ってしてるおじさんがいて
「 あ、フルーツ飴 」
食べれなかったいちご飴を売っている出店だった
近寄ると、やけにニヤニヤしているおじさん
…な、に？
祐也くんと顔を見合わせた時
『 ほら！いちご飴！』
二つの いちご飴が
じゃじゃーん！という効果音と共に出てきた。
「 ...え？！売り切れたんじゃ？」
『 そうだったんだけど、余しておいた一パックがあったから二人に作ったんだよ 』
そうして、無事食べることが出来たいちご飴。
お金もいらないって言われて
なんて親切な人なんだろうね、って
二人でその話をしながら家へと向かった。
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葵ゆき - １つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います｡で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (
レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです！ありがとうございます〜！！(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です！！続編楽しみにしています！！これからも応援してます！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです（＾_＾）！ (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。（＾_＾） (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年8月13日 2時
