既視感《クロスオーバー》 ページ49
益々綺麗だ
本当にこの子をどうにかして自分の意のままに操れる兵器に出来たなら
「何をしたいのかなんて目に見えてるけど、あんまり俺の領域踏み荒らすっていうなら容赦しないからね。プロデューサーさん」
にっこりと挑発的な笑みを浮かべて手が離される
自然と離れゆく体に手を伸ばしかけたところで歩きだそうとした彼がふと、何かを思い出したかのようにすると続けた
「俺宝石が丘学園好きだしみんなのこと好きなんだよね。だから汝、平和を望むなら戦争に備えよって言葉もあるくらいだし気を付けてね」
七種「!!!その言葉!!!」
詳しく聞こうとした時だったひなたが手に持っていた本を落とし、そして彼の瞳は見開かれていた
「え?Aさん?!」
「・・・あ、エントリー番号49番くん?えーっと・・・」
「ひ、ひなたです!じゃぁやっぱりAさんなんですか?」
信じられないとでも言ったような顔つきに知り合いなのか?と閣下も興味を示したのかこちらを見ていて
「あー・・・うん、ぼくめんどくさいことと難しいこと嫌いだから帰る!撤退!」
「Aさん!待ってください!」
バタバタと駆け抜けて逃げ出したAをひなたが追いかけていき、普段自分たちの許可無しで動かない彼らしくもない行動に目を見開いてしまう
巴「珍しいこともあるね、彼が飛び出してくなんてね!」
漣「にしても茨相手にあそこまで噛み付くなんて美人なだけじゃないっすねぇ」
乱「不思議な子・・・」
七種「あぁ、紹介してませんでしたね!うちの声優部門に入った新入りでして最近猛プッシュというか、業界に猛アプローチされてるんですよ!あの顔ですしね〜」
さてと、高校生が作った曲など話題性だけで十分だ、以前は学園側に訂正されて世に出されていたのだろう、どんなものなのかと眺めて見れば今度は違う意味で目を見開いた
これを短期間でつくりあげたのか?
巴「ん?それ彼の作った曲かな?」
乱「へぇ、とても楽しそうな曲だね」
七種「・・・もしかしたら、我々に必要なのはこちらかもしれませんね」
ぽつりと呟いた言葉はどこかへ消えた
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ももた(プロフ) - 1128 (2018年11月18日 9時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - ワイモイさん» コメントありがとうございます!コラボしてしまいました遂にまた手を出しましたクロスオーバー頑張って行きますのでよろしくお願いします (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 名無し丸さん» 温かいお言葉ありがとうございます・・・ほか作品も頑張っていきます!お心遣いありがとうございます (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 羅衣奈さん» コメントお返事遅れてすみません!応援の言葉ありがとうございます!あんスタの方も続編始まりましたのであちらもよろしくお願いします! (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - ワイモイさん» コメントありがとうございます!ひめにゃんヤンデレ妹なので怖いです! (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2018年10月3日 22時