[男主]猫田くん3[OA！＋あんスタ]

猫田くん振り回される ページ39

｢スケジュールがおかしい｣


side荒木


クレームを言いに来たのは予想外に早かったと思った


事務所に正式に加入したAなのだが祭利の事務所は最近様々な分野で力を伸ばしている芸能事務所だった

なんでも聞いた話では学生やつにAのプロデュース、そしてマネジメントをやらせていると聞いたのだが



学校にほぼ顔を出さなくなった。いや、出せなくなったのだろう



元から学校側もある程度無理ないように制御していた仕事だ。事務所に入れば需要と供給、需要があるのなら徹底的に仕事をさせられるのは当たり前なのだ

お陰様でテレビでこいつを見ない日などなくなった

帝｢やけに久しぶりにあった気がするなA、生きてたか？｣


｢軽く死んだ方がいいかなって思う程度にはかな！？｣



現在Re:flyの追試組と共に追試の結果を聞きに来たAはまえみたころよりすこし痩せた気がする


こいつただでさえ細いってのに･･･



浮間｢前はミカさんのバイトばっかり手伝ってたのに今じゃ仕事で学校来れてないもんな。追試の前に単位大丈夫？｣



荒木｢その件については事務所側からちゃんとフォロー来てるから安心しろ。｣


｢いや、マジこれで留年したらほんとにアイツ許さないわ。あ、こんどドラマ出るから見てね｣


もう無理しぬーなんて言ってしゃがみこむあたりこいつ真面目に追い込まれてるな



天｢聞きましたよ、あなたのユニット皆さん正式に所属が決まったとか。おめでとうございます｣



｢ありがとう！俺が会ってないうちにみんな成長してってる！しんどい！！置いてきぼり感半端ないんだけど｣



荒木｢置いてきぼりってなぁ･･･あいつらお前に置いていかれないようにしないとって息巻いてたぞ？｣



帝｢で？人気者のAくんはこのあとのご予定は？｣



｢やっとオフ･･･今まで宣伝用の撮影やら挨拶回りで忙しかったから漸く少しは学校通える･･･｣



浮間｢良かったじゃん！｣


｢ほんとそれな？はぁ･･･特待生ちゃんに連絡取らないとなぁ｣


その言葉になぜだ？とみんなが首を傾げるとAも首をかしげた



｢いや、グランユーフォリアの話どこまで進んだのかなって。俺任せっきりになってたからさ。さすがに手伝わないと失礼じゃない？｣



さも当然のように話されたそれに頭を抱えれば何か察したのかAの顔が固まった



｢ま、まって･･･放置した俺も悪いけど･･･何もしてないわけないよね？｣

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