[男主]猫田くん3[OA！＋あんスタ]

主人公と妹 ページ22

｢ひめな、自己紹介出来る？｣


姫｢うん！女の子同士なら全然できるよ！｣


ひか｢Aくん、そんなことより仕事ちゃんとしなよ、変わった意味ないじゃない｣



厳しい一言に眉を寄せる。こいつ何言ってんの？


｢･･･あー、うん。ひめな俺戻るから。帰りは送る？｣


姫｢大丈夫、お兄ちゃんは強い子が好きだもんね。1人で帰れる｣




わかったと告げて去った兄にやはりそうかと思った

前までのキャラのお兄ちゃんはそう言ってもひかなかった、か弱い女の子が好きだったから。


でもお兄ちゃんが元に戻るというならば


青柳｢お？きみがうわさのひめにゃんか？｣



彼女の後ろから声がかかればそこにはお兄ちゃんと同じような制服の男達がいて、彼らの元に呼ばれたため駆け寄った



｢はじめまして、猫田ひめなです。お兄ちゃんがいつもお世話になってます｣


にこりと笑えば女の子の顔が少し歪む。


あぁ、あなたもしかして･･･


ひか｢ひめなちゃん中学生だよね？早く帰った方がいいんじゃない？お兄ちゃんにも迷惑･･･｢気安く呼ぶなよババァ｣


たったひとことで、黙り込む周りに満面の笑みを零す。



｢気安く名前呼ばないでくれる？おばさん。

それにお兄ちゃんはお前のお兄ちゃんじゃないの。私のお兄ちゃん。なんなのお前？モブの癖に調子に乗ってんじゃねぇぞコラ｣


あくまでお兄ちゃんに聞こえないように言うと彼女は顔を赤くした、怒ったのかな？



ひか｢おばさんって！歳そんなに変わらないじゃない！｣


｢化粧臭かったからおばさんかと思ったーごめんねぇ？

そもそも私、お兄ちゃんに近寄る女が嫌いなの。気安く話しかけないでくれる？お兄ちゃん以外この世はぜーんぶモブなんだから。｣



そう、私にとってお兄ちゃんと、お兄ちゃんの彼氏になるべく人以外は全部モブ。



｢それに、あなた。お兄ちゃんにあたり強くない？バイトさっさと戻れだとか。

身内に冷たいことされて仲良くなりたいわけないじゃん。私貴方みたいな努力が足りない人大嫌い。

お兄ちゃんに何かしたら消すから。じゃぁね。｣


もちろんお兄ちゃんにこれを言ってもね！と笑顔で伝えて歩き出す。


一緒にいた男の子達のメガネとマスクは楽しそうにしてるけどむしむし！



あーあ、お兄ちゃんの学校にあんな女がいるなんて。


でも


｢お兄ちゃんがヒロイン、主人公だよ。あんな偽物なんか私は許さない｣

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