烏野の理性と本能の中間管理職【男主】

31 ページ31

第三体育館裏


矢巾「なぁ、今日来る烏野ってさアレがいる学校だろ？コート上の王様。お前出身中学同じだろ？金田一」

金田一「あぁ…影山っすか？別に大した方ないっすよ。確かに個人技は頭ひとつ抜けてましたけど、チームプレーってもんが根本的に向いてないんすよ。影山自己中だから」

矢巾「へー、まぁ行った先が烏野だしな」

金田一「ただ、あいつのトスを唯一打てる奴も烏野に行ってるんでどうですかね…」

矢巾「そういえば、陰の立役者も烏野か」

金田一「なんすか？それ」

矢巾「お前知らねーの？横暴な独裁者から家来達を守る陰の立役者。A？って奴だったと思うけど…」

金田一「あいつそんな風に言われてたんすね…」

矢巾「まぁ陰の立役者が1人いたところで、だろ。それに烏野つったらマネが美人なのと頭悪そうな奴がいたイメージしかねーわ」


校舎の影から田中が顔を出した


田中「……烏野をあんまナメてっと…喰い散らかすぞ。」

月島「そんな威嚇しちゃダメですよー田中さーん。ほらぁ、エリートの方々がビックリしちゃって可哀想じゃないですかあ」

金田一「別にビビってねえよ！」

田中「そうだな、イジメんのは試合中だけにしてやんねーとな」

澤村「あっ、お前ら目離したすきに！失礼しました！」

金田一「久しぶりじゃねーの、王様。烏野でどんな独裁政権敷いてんのか楽しみにしてるわ」

影山「………ああ。」

金田一「なんだ…あいつ…大人しいフリしやがって…」

「あ、蛍たちいたー」

金田一「お、A！久しぶりじゃねーか！」

「おー勇太郎！英は？」

金田一「体育館にいるぞ」

「今日楽しみにしてるわーボコボコにしてやるよっ！」

金田一「こっちのセリフだ」

「また後でなー」

矢巾「金田一、あいつとは仲良いんだな」

金田一「はい、あいつは良い奴ですから」

32→←30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す