殺し屋と解体屋の日常【Diner】

【番外編】幸福の晩餐 ページ34

澪side


まず食前酒

私達が注文したのとは他にシャンパングラスに琥珀色のシャンパンが注がれる


私はゆっくりと周りをゆっくりと見回すと既にボンベロは酒の匂いを楽しみ、口を着けそうになっていた



『ちょ…そこは乾杯させて』



スキンと柊が笑って、私はグラスを顔の前にあげた


ス｢乾杯｣

『｢乾杯｣』


何故かスキンが乾杯のコールをして、私達は一斉にグラスへ口を付けた


口の中でみずみずしいシャルドネが弾け、炭酸の刺激が駆け抜けた


喉に通せば、スッキリとした後味でふっと風邪がふきぬけるよう


『んー！やっぱりここのシェフは選び方が違う！』

ボ｢美味いな｣



柊も食前酒は度が低いものばかりだからとスキンからお許しを頂き口をつけていた


美味しかったのか少し微笑みながらグラスの気泡を眺めていた



ここのメニューは特殊で、食前酒の後はメイン、デザートが続き食後酒で終わる



メインはボンベロに食べさせられるような自信がある逸品をと頼んでいた



お待たせしましたと部屋に入ってきたのはウェイトレスとシェフ



運ばれてきたのはパスタだった




大きな皿に小さな窪みが空いておりそこにパスタがクルクルと巻かれ


海老、烏賊、牡蠣がプリプリと輝きながら鎮座している



その周りに、さらの縁を飾るようにクリーム色のソース、赤いソースがかけられている


シーフードパスタのようだ



｢海のペスカトーレ｣

『ペスカトーレ…？』


柊｢白いペスカトーレなんて初めて｣



ソースと絡めて召し上がってとシェフは言って

私たちが食べるのを見たいのかずっと待っている


『いただきます！』


フォークでクルクルと巻き、ソースと海老を絡めていただけば

少しピリ辛なトマトの風味とパリと音を立てて割れた海老の身が複雑に絡み合って



さらに食欲をそそる



パスタだがご飯のおかずになりそうなぐらいだ


ス｢美味いな｣

『んー！美味しい！ボーノ！』


シェフは嬉しそうにこっちを見ていた


ボンベロは少し難しいようなそんな顔をしてから微笑み


うんとだけ言った



『お気に召したみたい』

ボ｢…あとほんの少し酸味が欲しい

酒は白なのはいいが、もう少し軽いヤツにしてみたらいい｣


『上から目線だなぁ！』




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飯テロになったかは不明笑笑

バトンタッチ！

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