殺し屋と解体屋の日常【Diner】

ペスカトーレ。 ページ31

澪side

私は柊から離れたあとも泣いていた


柊は困ったように眉をひそめていたけれど、微笑みながらこっちを見ていてくれた


ボンベロはずっと私の傍にいて


迷惑をかけてしまった…柊にもボンベロにもスキンにも


関係の無い事だったのに



『ボン…ごめんね私…』


迷惑かけて


そう言おうとすればそれに被せるように


｢お前は恨みを買いすぎだ

もう少し気をつけろ｣


『仕事柄無理な話だねそれは』

｢余計に増やすなと言ってるんだ｣



少し言い返そうとすればスキンと柊が来て

柊は笑いながら


柊｢心配するだろーが

バーロー｣


ボ｢もう1枚爪を剥がされたいのか｣


ス｢ボンが心配してたのはホントの事じゃないか

電話でも珍しく焦っ(((｣


スキンの口をボンベロが塞ぎ軽く殺しそうなところを

柊も笑ってみている



『ボンが心配してくれたの！？』



ボ｢してない｣


柊｢照れんなよー｣



こんな日常がやっぱり幸せだ


柊とスキンとボンベロが…友達が笑っていて




そうやって笑っているだけで、自分の罪が少し軽くなるような気がする




『ボンー命の恩人を虐めないでー！』


ボ｢虐めてない｣


柊｢今殴ったよね！？｣




数分前に死にそうになっていたとは思えないほど

今日は楽しい1日だった

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