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Aが帰った店内では



鬼塚「帰ったのかよー」

冴島「はい。折角のデート先生方に取られちゃったんでねぇ」

龍二「お前が一方的だけどな」

「気をつけた方がいいわよ。あの子結構怒ると何しでかすか分からないから」

鬼塚「それどういう意味ですか?」

「中学のとき結構有名なワルだったって噂」

冴島「俺も先輩から聞いたことあります。何度も補導したそうです」

「でも絶対手は出さなかったそうよ。空手や柔道はしてたみたいだけど」

藤川「そうだったんですか。結構周り見ててクラスの子が何かあったらすぐかけつける仲間思いの子だと思いました。だからみんなAさんに逆らったところみたことないですね」



鬼塚は冴島に向きを変えると



鬼塚「お前は過去を知っててあいつにこだわるのか?」

冴島「いや最初は知らなかったんですが、俺といる所を先輩がみてたらしくて、聞いたんです。でも結構情報をくれるんすよ。最近の桐谷って子のこともAちゃんから聞いてヤバイやつとつるんでるって」

鬼塚「そっか…」

龍二「あれだ。英吉がカップルの事件解決するときも、ここでずっとさ心配してて、良い奴だよ」

野上「あんな性格だから他の先生も何も言わないんだろうねぇ」

藤川「成績も優秀で学校は手放さないと思います」

野上「けどあの子一人暮らしでしょ?バイトもしてないみたいだし、学費とかどこから金でてんの?」

藤川「それは分からないけど、お金のことは困ってないらしい」

「学級委員の葛木くんと同じ学校だったんでしょ?そこから貰ってんじゃないの?」

藤川「けど葛木くんとAさんはそんな関係だとは思わないですよ?」

鬼塚「何故です?」

藤川「葛木くんは誰よりもAさんのこと慕ってますし」

「怖いんじゃない?」



こんな話がでていたとは本人は知らない。









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作者名:ゆぴか* | 作成日時:2017年11月1日 10時

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