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コネシマside
どうしよう、どうしよう…
俺、もうあかん
動けへん
俺がここで逃げたら
こいつらオスマン達になにするか…
「よし、話のわかるやつだ。おいお前ら、連れてけ」
後ろの研究員がそう言うと
他の奴がぞろぞろと出てきおった
なるほど
道理でなんの音もしないはずや
俺がここにおったこと
他のやつにもバレとったんや
「動くなよ」
kn「………」
アホやなぁ、俺
こんなことにも気づけんなんて
こんな簡単なことも分からんくらい
アホなつもりはなかったんやけど
まぁ、今からでも遅くないよな
まだ全然間に合う
kn「……ら…や」
「あ？なんか言ったか？」
kn「さよならや、お兄さんら」
「…は？」
kn「爆破─────！！！！」
大声でそう叫んだ途端
目の前が煙に覆われた
皮膚が焼けるように熱くて
喉が痛くなるような空気の中
慌てふためく研究員の目を掻い潜って
ダクトへ入る
研究所内がこんなに静かだったのは
侵入者に気づいたから
けど、全員じゃない
多分ここにいる奴らだけや
つまりここの奴らさえ足止め出来れば
オスマン達を傷つける奴はおらん
大して研究室から離れていないし
もしかしたら怪我した奴もおるやもしれん
実際、俺も無傷やないしな
けど、これでええんや
あいつらは俺よりも大事なデータ優先
今のうちにさっさとオスマン達連れて
逃げよう
これで俺の仕事は終わりや
あの土壇場で冷静になれんかったら
俺は捕まっとったやろう
良かった、よくやったで俺
kn「兄ちゃん」
詩乃「うん、よく頑張ったね。車へ戻ろう、ひどい怪我や」
kn「こんなん男の勲章やろ！ええねん」
詩乃「良くない、火傷はほっとくと痛いで〜？」
kn「…大人しく車戻ります」
zm「ロボロに伝えるな、シッマは兄ちゃんとおり。俺ちょっと野暮用」
kn「？分かった」
2人の顔を見たら、安心からか
足の力が抜ける
兄ちゃんはよろける俺を受け止めて
火傷部分に触らないように抱き上げる
こいつのこと、俺好きじゃなかったし
この腕にだけは抱かれたくなかったな
出来るなら
あいつに
Aに
詩乃「…あれ、寝ちゃった？」
kn「…ｽｰ…ｽｰ」
Aに会いたい
.
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雪見大福(プロフ) - 泣きながら読みました！これからも無理せず頑張ってください！ (2021年3月19日 23時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - トマトジュースさん» ありがとうございます！！やっとですね…(号泣)頑張って更新させていただきます！ (2019年10月2日 11時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
トマトジュース - 救出おめでとう(号泣)トン氏がついに心を開くのか……？あとなシッマ…察しちゃダメだ……。察した私も悪いが。えー、これからもですね、はい、更新頑張ってください。無理せず更新おねがいします。 (2019年10月2日 6時) (レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！ (2019年8月7日 12時) (レス) id: e46d68e377 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - めっちゃすきです！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a91baceb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年4月7日 11時
